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第981号【のぶさんのひとり言】第981号【のぶさんのひとり言】《銭湯》2023.11.5.

次の時代に「負の遺産」を残してはいけない。この「負の遺産」とは収益の悪い事業と大きな借金。それは次の時代の人達の自由を奪う事に等しい。それは国の借金も一緒だ。

戦後の歌手で「ブギの女王」といわれた笠置シヅ子さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説『ブギウギ』が始まりました。ここで主人公の実家のご商売は銭湯で、この時代お風呂が自宅にある事は珍しく、銭湯に行く事は生活の一部でした。私も幼少期は東京板橋区、練馬区に住んでおり、勿論賃貸の小さな我が家にはお風呂はありません。両親の仕事が終わり、家から歩いて、タオルと石鹸を持って銭湯に通っていた思い出が、『ブギウギ』の銭湯のシーンを見て懐かしく蘇ってきます。

幼少期の銭湯の楽しみ方は、湯船に誰もいない時を狙いプール代わりにもぐったり、泳いだり、そして親父の機嫌の良い時に買ってくれた瓶の牛乳が旨かったり、我が家では何故かコーヒー牛乳はダメだと買ってもらえなった事が、未だに理解は出来ておりません。きっとコーヒーと言うキーワードが大人の飲み物と親父は思っていたのかもしれません推測ですが・・・

ちょっと銭湯の話が懐かしく、昭和45年頃の東京都内の入浴料金を調べてみますと、大人(12才以上)が38円、中人(6才以上12才未満)が26円、小人(6才未満)が10円だったと記録がありました。今は大人520円、中人200円、子供100円位となっている様で、今の時代家族で銭湯通いをする生活をしますと、家計簿は厳しい状態になってしまいます。銭湯も懐かしいのですが、何故かこの歳にもなれば、東京での幼少期時代、昭和45年前後、めんこにべーコマ、お小遣いの10円をもって駄菓子屋さんで夕焼けを見ながら遊んだ頃がとても懐かしくなります。

10月後半からの朝のルーティンも変わり、朝6時前に起床、まずは薪ストーブの前に。16℃程の少し寒い部屋の薪ストーブの扉を開け、薪を入れ火を入れる。薪ストーブの火が少しずつ大きくなる間に、エスプレッソマシーンでコーヒーを落とし、薪ストーブの前にもどる。少しずつ大きくなっていく火を眺め、コーヒーを飲みながら少し“ぼーっと”する。そして30分もすると部屋の温度は22度を指す。薪運びは面倒くさいが、エアコンの暖房やファンヒーターの暖かさとの違いが何かある。そしてエアコンの暖房やファンヒーターの機械音がしない静寂がまた何とも言えない。静かな田舎暮らし、都市部ではあじわえない世界。#田舎で暮らそう

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