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いじめをやる社員を処分してきましたが、それだけで問題が解決するわけではありません

学校社会に限らず、いじめの問題は、企業社会の中にも厳然とあります。
転職をすれば、だいたいこの手の嫌がらせを受ける覚悟が必要でしょう。私も結構いじめにあいました。
私の対応は、知らんぷりの状態か、あるいはいじめに対して反駁するのではなく、ゆるく受け流すことで逃げていました。
もっとも、そのうち仕事で経営者や上司の信頼を獲得できれば、それなりの対応をさせてもらうという反骨精神が強く、自分を変えることができない社員へは、人事担当者として相応の処分をしてきました。
このような人は、処分されると、いたたまれず退職していくものです。厳しいですが、そこまでやってきました。
時間はかかりますが、経営者や上司の合意を得るには、先ず人事担当者としての私の信頼確保が絶対なのです。

この問題は、いじめをする社員が辞めていけば、他の社員の退職が止まるかといえば、違うケースがあります。
結論から言えば、就業環境に問題がある場合が多いものです。
とくに中小企業ですが、経営者の一声で社員がやめていくような会社は、在籍している社員が、新たに入社してきた社員にネガティブな話、いわゆるこの会社はブラックで遅くまでサービス残業があるとか、人がすぐにやめるなど、あることないことを吹聴する社員の存在がありました。

会社の就業環境をつくるのは、権力や権限がある経営者や管理職です。この方たちの立ち居振る舞いは、企業が小さなときほど丸見えですから、就業環境を自ら改善する意識をもたなければ、いじめや退職者が減ることはないでしょう。
この点ができない創業経営者、管理職は、大手企業出身者のなかでもありましたから、まさに個人の性格や生き様というしかありません。
私などが、なにかを言っても聞きいれませんし、こちらが首になりましたが、私はウェルカムです。無駄に長く、このような企業で就業する必要がなくなるからです。
このような方は、本当に痛い目に合わなければ、改善する見込みは少ないのではないでしょうか。
実際に痛い目にあっていましたが。。。

中小企業の場合、いじめや退職者が減らない根本的な理由は、就業環境をつくっている経営者の姿勢からでていることを、私はみてきました。
また、このようなことが理解できている経営者ほど、企業の成長とともに就業環境を改善することに余念がありませんでした。

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