ヤクルトスカウトの視察コメントまとめ【2024夏・高校生ドラフト】

夏の地方大会期間にヤクルトスカウトが視察した情報がある選手をまとめてみました。報道が出てないだけで視察やリストアップしている選手もいるのであしからず。

まずは該当選手を一覧でまとめ、その後スカウトコメントと共に簡単な紹介をしていきます。

投手
・藤田琉生(東海大相模)  198/92  左左
・柴田獅子(福大大濠)     190/85  右左
・狩生聖真(佐伯鶴城)     186/78  右右
・清水大暉(前橋商)    192/94  右右
・永見光太郎(東京)    182/74  右右
・田中稜真(旭川実)    178/80  右右
・沼井伶穏(横浜隼人)   186/82  右右
・上原堆我(花咲徳栄)   176/ 85  右右
・鈴木圭晋(横浜創学館)183/83   右左

野手
・石塚裕惺(花咲徳栄) 181/82 右右 遊撃
・宇野真仁朗(早稲田実)177/78 右右 遊撃・三塁・二塁
・斎藤大翔(金沢)  181/77 右右 遊撃
・森井翔太郎(桐朋)  181/82 右左 遊撃・投手
・坂口優志(樟南) 180/75 右右 遊撃
・片井海斗(二松学舎大付) 175/95 右右 一塁・三塁

投手は185オーバーの大型系、野手は遊撃手の視察が多く、今ドラフトで指名があるカテゴリーであることが推測されます。

・藤田琉生(東海大相模) 198/92 左左

◆斉藤スカウト「2年生の頃から見ている。一番評価しているのはメンタルの成長。これだけの大型左腕でコントロールのいい投手は他にはいない」

東海大相模のエースで198センチの大型左腕。コメントは斉藤スカウトのみだが、7人体制で視察。夏にかけて球速を上げ、ドラフト上位候補となった。甲子園次第では1位指名でないと獲得できない逸材になる可能性も。

・柴田獅子(福大大濠) 190/85 右左

190センチの大型右腕。この夏に最速149キロを計測し、ドラフト上位候補に浮上。コメントは出ていないが、7人体制で視察した情報あり。バッティングもかなり良い。

・狩生聖真(佐伯鶴城) 186/78 右右

◆橿渕SD「ポテンシャルがある。真っすぐの質がいい。自分の特長を存分に出していた」

4人体制で視察。最速150キロの直球にチェンジアップ、スライダー、カーブ、カットなど多彩な球種を操る。ドラフトでは2位から4位くらいの順位感。

・清水大暉(前橋商) 193/94 右右

◆橿淵SD「打者や状況を見ながら投げていた。まだまだ体ができていないけど、146キロが出る。これだけ大きくて、楽しみ」(4月のコメント)

夏の大会中のコメントはないが、視察情報あり。193センチの大型右腕。将来性が高く、球団によっては上位指名もある逸材。

・永見光太郎(東京)182/74 右右

◆余田スカウト「直球の質がいい。しっかりとトレーニングを積んだら、伸びしろの天井がまだまだある」
◆同上「広島の森下のようなイメージ。伸びしろがあるし天井がどこにあるか楽しみ」

東東京に彗星のごとく現れたスーパーエース。現在は最速143キロだが、まだまだ細く伸びしろ十分。都大会4回戦ではノーノーを記録。

・田中稜真(旭川実) 178/80 右右

◆伊東昭光編成部長「直球の質という点では良いものを見せてもらいました。全国の高校生と比べて良い方です」

7月15日に4人体制で視察。身長は178センチにとどまるが、最速152キロの本格派右腕。打撃も良く、打者指名を検討してもよいレベル。

・沼井伶穏(横浜隼人) 186/82 右右

◆小川GM「バネがあり身体能力が素晴らしい。一球、一球の質が良い」
◆斉藤スカウト「ポテンシャルが高く、伸びしろしか感じません。ピンチでギアを上げて145キロとかが出る時もありますし、素材型の投手です」

ナイジェリア国籍の父を持つ186センチの大型右腕。ストレートは真っスラ気味で面白い存在。

・上原堆我(花咲徳栄)176/85  右右

◆橿渕SD「春より成長している。原点能力である外角低めへの直球の制球は、高校生の中ではレベルが高い」

恐らく本命は石塚だと思われるが、コメントあり。

・鈴木圭晋(横浜創学館)183/83 右左

コメントはないが、視察情報あり。

・石塚裕惺(花咲徳栄) 181/82 右右 遊撃

◆橿渕SD「集中力と技術力が際立っていた。高校生内野手では3拍子で一番レベルが高い」
◆押尾スカウト「(左飛について)完璧な当たりじゃないんだけどそれでもやっぱり飛ばす力がある。3拍子そろっていて、プロでも十分ショートでレギュラーを張れる選手だと思っている」
◆小川GM「バッティングに癖がない。守備も体のバランスが良く安定している」

夏だけで複数回視察しており、かなりの高評価。今年の高校生野手ではナンバーワンでドラフト1位候補。

・宇野真仁朗(早稲田実) 177/78 右右 遊撃・三塁・二塁

◆小川GM「選球眼がよく、ボールを見極めて長打にできる」
◆橿渕SD「木のバットで、すでに2本塁打打っていて力がある。打球は金属バットを使っている他の選手と遜色ないですね。高校生の中だと頭1つ、2つ抜けている印象です」(4月のコメント)

木製バットで本塁打を量産する右のスラッガー。甲子園次第では石塚(花咲徳栄)と双璧をなす可能性も。1年時に二塁、今夏は背番号5を付けて、遊撃を守っており、一通りはこなせる。ドラフト1位候補。

・斎藤大翔(金沢)  181/77 右右 遊撃

◆阿部スカウト「守備力が高く、体のバネが強くフットワークもいい。体の力があるので、バッティングもこれからどんどん良くなる」

遊撃守備だけなら、高校ナンバーワン。石塚、宇野と比較すると、打力は下の評価になるが、どの大会でも打率5割近く残している。

・森井翔太郎(桐朋) 181/82 右左 遊撃・投手

◆小川GM
「肩の強さも、走っている姿も身体能力の高さを感じます。完成度はまだまだですが、高校生としては能力的には高いです」

偏差値70の進学校に現れた二刀流。投げては最速152キロ、打っては通算45本塁打。アメリカの大学へ進学する可能性がある。

・片井海斗(二松学舎大付) 175/95 右右 一塁・三塁

◆小川GM「今日は気負ってたかなと。結果はいつも出るわけではないので」
◆余田スカウト「チームの中心として、自分が打って勝たせないとというのは見ていて感じる。新基準バットでもとんでもないホームランを打っているのは練習試合で見ている。結果は出てないけど、強く振れていることは評価してあげたい」

二松学舎大付で1年時から主軸として出場する強打者。関東圏で他に試合がなかった日に小川GMと余田スカウトが視察。

参考文献
◆ドラフト会議情報局2024

◆【週刊ドラフトレポート#15】この夏の最注目右腕!福岡大大濠・柴田獅子 大砲候補の桐朋・森井翔太郎は日米スカウトが熱視線


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?