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介護業界に必要なのは金持ちに金を落とさせる創造力

おつかれさまです。


介護の仕事はポテンシャルがある。
私はそう思います。
介護の仕事は自由。
稼ごうと思ったら独自の判断で稼ぐことができます。

しかし、例えば看護師。
看護師の医療は「医師の指示のもと」でないとできません。
医療の提供には大きな制限があります。
つまり、稼ぐためにあまり自由がありません。

介護は基本的には社会保障で行わています。
福祉の名のもとに。
お金がない人もある人も、基本は平等なサービス。
個室や食事などで多少の差をつけることができますが、それも微々たる差。
本当のお金持ちが「お金をじゃぶじゃぶ使ってもしてほしい」と思うサービスをしている介護事業所って私は知りません。

介護職が稼ぐためには、「社会保障に頼らずに自ら稼ぐ」ことが最善で最速。
そのためにも、お金持ちにどんどんお金を落としてもらう必要があります。
これからの介護職に求めれらるスキルは「お金持ちに金を落とさせる創造力」だと思います。

実際にどんなVIPサービスがあるか。

例えば、どんなお金を落とさせるサービスが思いつくでしょうか??
私はフリーランス介護士として自費サービスを提供しています。
自費サービスなので、利用者様もちろんある程度にお金に余裕がある方
以下は実際に私が提供した自費サービスです。

・車いす介助、在宅酸素の利用者様と新幹線で外出
・モニタリング・付き添いをしながらスナックで飲酒介助
・24時間専属スタッフのオンコール対応
・利用者様の疾患に対応できるエキスパート医療職の紹介
・元気な時によく行っていたレストランに現状でも(嚥下に気を付けながら)食べられるようなメニューの立案

などです。
他にも沢山ありますが、それは別のnoteで記載したいと思います。


富裕層がお金を落としても受けたいサービスの条件

富裕層はどんな介護サービスだったらお金を落としたいと考えるでしょうか??
私なりの考察です。

個別化とカスタマイズ:
これは絶対条件です。
その利用者様のオリジナル、他のサービスの使いまわしではいけません。提供者の柔軟性が求められます。
これには、特定の医療要件、個人的な好み、ライフスタイル、趣味などが含まれます。
利用者様から「これをしたい」と言っていただけるものを提供することも大事ですが、それよりも「こんなことしてみまませんか?」という発想力が大切です。

プライバシー:
富裕層の利用者様は、プライバシーを重視する傾向があります。
VIP介護サービスは、自宅でのケアやプライベートな施設、貸し切りでのケアを提供することで、これらの要件を満たすことができます。
調整力が求められます。

高品質なケア:
富裕層が満足する最高のケア、これももちろん求めてきます。
一見難しそうですが、その利用者様用にカスタマイズされたオリジナリティがあればそれだけで高品質だと大抵思って頂けます。
それくらいカスタマイズされたオリジナリティは大切です。

利便性:
VIP介護サービスで他のサービスと差をつけることで大切なのは利便性。
例えば、24時間365日、専任、任意の時間や場所です。

精神的なケア:
富裕層は、単純に物質的なケアだけでなく、精神的なケアも重視します。
これは、自己実現や心の平和を追求することが含まれます。
したがって、カウンセリングやリラクゼーション、マインドフルネスなどを取り入れることが大切です。
利用者様のニーズを伺いサービスを想像して寄り添うことで満たすことができます。


富裕層向けのVIP介護サービスを提供する介護職にとってのメリット

私の実感として以下のようなものがあります。

高い報酬:
これは外すことができません。
VIP介護サービスは、一般的な介護サービスよりも高い報酬に繋がります。
例えば私の場合、前述した新幹線での外出は約10時間の拘束でしたが、報酬は約12万円です。
移動費や食事代は別に頂きました。

プロフェッショナルスキルの向上:
一般的に介護事業所で働くと基本的な介護技術や知識を身につけることができます。
この技術や知識は汎用性が高く、どこの介護事業所でも使えますし、富裕層に対しても同様です。
VIPサービス中も状況によって移乗や体位変換、おむつ交換や更衣、食事介助を行います。
このベースはとても大切です。

高い満足度:
富裕層向けの介護サービスは、一般的には、個々の利用者様に対して一対一のケアを提供するため、介護職はその利用者様と深い関係を築くことができます。
これは、介護職が自分の労働が利用者様の生活の質を直接改善することを実感し、仕事に対する満足度を高めることができます。
もちろんプレッシャーもありますが。

良好な労働環境:
富裕層向けのVIP介護サービスは、完全歩合の時間も決まっていることがほとんどです。
なので雑務に追われたり、ダラダラと残業もありません。
それらが発生したらもちろんきちっと報酬をお支払いして頂けます。

ネットワークの構築:
富裕層の利用者様をサポートすると、その富裕層の方とネットワークを紹介して頂いたり、普段の仕事では出会えない人脈をつくれることがあります。
これは金銭的以上の報酬に繋がることがあります。
実際、私の知り合いの同業者は利用者様の紹介でシンガポールで別業態の社長をしている人がいます。


まとめ

富裕層向けのVIPサービスは介護職の働きかたと報酬の選択肢を広げてくれる大きなチャンスです。
ぜひ個人でも会社としても取り組んでほしいものです。

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