【開催レポート】人気YouTuberだいじろーさんが語る『英語ができるとこんな楽しいことが待っている!』
角川ドワンゴ学園では、生徒に様々な興味関心を深めたり発見したりする機会を提供すべく、幅広い分野の専門家や有識者をお呼びして、いろいろな講演を実施しています。
2023年2月2日に開催したのは、人気YouTuberだいじろーさんをゲストにお迎えした英語に関するトークセッション。これまでのユニークな経歴や、発音を習得した方法、発音を仕事にしようと思った経緯など、様々なお話を伺いました。
ゲストの紹介
だいじろーさん
登録者数50万人超えの大人気YouTuber。
北海道生まれ北海道育ちでありながら、学生の半分が外国籍である立命館アジア太平洋大学に英語力が必要となる外国人枠で入学。
学生時代に出会った様々な国籍の人々の英語の発音に衝撃を受け、
独学で音声学を猛勉強し、あらゆる言語の発音の研究・モノマネが人生の生きがい。
だいじろーさんと「発音」の出会い
トークセッションの前半では、だいじろーさんが「英語の発音」に興味を持った理由や経緯などについてお話しいただきました。
高校生の頃、留学先のオーストラリアで耳にする英語、映画で話されているアメリカ英語、日本の学校で学んだ英語...「話す人や話されている土地によって英語の発音が異なる」ことに気がついたそうです。
様々な国や地域で話されている英語の違いについて、映像や口の模型を使って非常にわかりやすく説明してくださいました。
また、だいじろーさんは小さい頃からご両親が話す「方言」「地域によるちょっとした発音の違い」について疑問を持っていたそうです(お父様が秋田県出身、お母様が佐賀県出身)。(小さい頃から発音に興味を持つだいじろー少年、さすがです...!)
「せんべい(sembei)」「案外(anggai)」「本当(honto)」など、日本人が「ん」の発音を無意識に使い分けていることなど、英語以外の例も交えながら説明してくださったおかげで、「発音の違い」が身近なものに感じたような気がします。
質疑応答
トークセッションの後半では、生徒からの質問にたくさん答えていただきました。
その一部をご紹介します。
Q. どのように独学で発音を勉強されましたか?
A. 本屋で発音に関する本を買い、自分の発音をテープに録音して聞くという練習を始めました。発音の正解が分からずネイティブの先生に指導をしてもらうことにしたのですが、アカデミックに発音を指導出来る人は少なかったので、最終的には発音専門の先生を探すことになりました。
Q. フィンランドや香港の大学で一番印象に残ったことはありますか?
本名が漢字5文字なのですが、香港の人の名前は漢字2文字か3文字なんです。なので僕の名前が5文字であることにみんな衝撃を受けていたのを覚えています。あとは当時香港では日本の古い携帯が使われていて、僕はまだ香港にはない最新の携帯を使っていたので、学校内でヒーローみたいな感じでした(笑)
Q. ある国の言語を学んだとき、ほかの言語の発音と混ざったりしましたか?
A. 英語で学んだ音がタイ語にうつってしまったり、ということはありました。スペイン語を耳コピして喋るという動画で「英語っぽいね」とコメントで言われたこともあります。
終わりに
最後に、「自分のことを知っている人も居てくれて嬉しかったです。今は自分の得意なことで仕事が出来ていますが、それまでは上手くいかず苦しんでいました。みんなも自分の得意なことを見つけてそれを仕事に活かすことができれば良いなと思っています。あとはみんながちょっとでも英語に興味を持ってくれたらと嬉しいです。」とメッセージをいたただき、トークセッションは終了。
発音に関するお話だけでなく、だいじろーさんの海外での生活や「得意を仕事にする」生き方についてなど貴重なお話を聞くことが出来、参加者にとって多くの学びを得た実りの多い一時間半となりました!
角川ドワンゴ学園では、今後も各分野で活躍する方々と連携し、トークセッションやワークショップ、職業体験を実施することで生徒に新しい出会いや学びの機会を創出していきます。