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【開催レポート】理想の空間を考えるワークショップ

角川ドワンゴ学園では、「VR / メタバース空間」でどんな遊び、学びがつくれるかをテーマに、学園の生徒向けにワークショップを開催しています。

2022年3月9日に開催したのは「理想の空間を考える」ワークショップ。
Oculus Quest 2の無料アプリ「cluster」を使用して行いました。

今回のワークショップでは、clusterのワールドクラフト機能で、生徒がバーチャル空間上に理想の空間を創りました。

ワークショップの企画・運営にあたっては、株式会社MIMIGURI様にご協力いただきました。

1. アイデア出し 〜居心地のいい空間ってどんなところ?〜

「理想の空間を考える」にあたって、一番最初に取り組んだのは「居心地のいい空間とは、どんなところ?」と考えを膨らませることです。
ワークショップでは、3つのグループに分かれてお題に取り組みました。

「居心地のいいところとは、どんなところ?」を考えるにあたって、用意されたのが次の3つの質問です。

①身近な空間で居心地のいい空間
②その空間のどんなところが居心地がいいか
③その居心地の良さを表現する別のメタファー(比喩)

考えてみた生徒はこんなことを書いていました。
「①マンションの屋上」「②空が広くて、風が気持ちいい」「③砂浜」。

2. 創作タイム 〜居心地のいい空間をVRで創ってみよう!〜

「居心地のいい場所」について考え、その次は実際にVRヘッドセットを装着しました。ワークショップで使うclusterの操作方法の説明を受け、生徒はグループに分かれてそれぞれの作業を始めます。

clusterに用意されている様々なアイテムを用いて、自分好みの空間づくりに挑戦しました。
例えば、床色を変えたり、階段を設置したり…。空間を縦にも横にも自由自在に使って、創作をします。

アイテム出しの練習の様子

3. 鑑賞タイム 〜みんなが創った空間を覗いてみよう〜

実際に、「理想の空間」をつくった後は、みんながつくった作品(空間)の鑑賞会を開催しました。

clusterの中の世界をZoomを通じて画面共有し、それぞれのグループがどんな「理想の空間」をつくったのかツアーをしました。

今回の記事では、生徒が創った居心地のいい空間を3つだけ紹介したいと思います!

1つ目の空間はこちら!

ソファーの周りに沢山のお花が…!お花に癒されながらゆっくりくつろぐことができそうですね!

2つ目の空間はこちら!

素敵なバーカウンターですね!こちらも居心地が良さそう...! 更に、隣には裏路地が設置されているのもこだわりを感じます!

3つ目の空間はこちら!


モニターの後ろには、ロボットとパソコンが...! テクノロジーが存分に使われた空間で、ワクワクしますね!

4. 生徒の感想

バーチャル空間(VR)の中で自分の世界を創造してみた生徒の感想を紹介します。

・意外と私とアイディアが似ている人もいて、個性を出すということが難しいなと感じた。他の人と作り上げることによって自分の思考の視野を広げることができ、自分の創作活動の参考になった。
・他の参加者の方が制作している世界観を見るのもさまざまな発見があって良かった。

5. 終わりに

今回は「バーチャル空間 x 空間づくり」をテーマにワークショップを開催しました。生徒が「理想の空間」をつくる時間は決して長い時間ではなかったですが、一人ひとりが居心地の良い空間をつくることができました。

角川ドワンゴ学園では、これからもVRやさまざまなテクノロジーを使ったワークショップを開催予定です。注目が集まる「VR / メタバース」空間でどんな遊び、学びがつくれるか。これからも情報発信いたしますので、ぜひご覧ください!