大怪獣のあとしまつ 感想
怪獣との闘いそのものではなく、死んだ怪獣の死体処理というこれまであまり無かった設定を描いた本作。
映画前半では突如謎の光に包まれ絶命した怪獣の死体処理についての政府の様子がコメディ調で描かれる。事前情報から『シン・ゴジラ』のような硬派なポリティカル・フィクションを期待していたので突然の気の抜けたような展開に面食らってしまうものの、緊急事態にもかかわらず緊張感が見られない会議、死体処理をめぐる各大臣の責任の擦り付け合い、死体の腐敗により発せられるガスの臭いや怪獣の命名についての