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パンダエクスプレスのオレンジチキンを再現したかった。

オレンジチキンって知っていますか?
名称だけは聞いたことがあるけど、
実際に食べた事がないという方も多いのでしょうか?

今回の記事で、オレンジチキンを紹介させていただきます。

オレンジチキンとの出会い

オレンジチキン自体があまり出回っていないというのが事実です。

僕がたまに食べる市販のオレンジチキンは「あれ? なんか違う?」と思う事も多々あるのは事実ですし、
市販のソースはなんか作られた味がするなというのが本音です。

今から約28年ほど前、

カナダのとある街の小さな小さな中華料理屋さんに
友達に案内されていった時の事です。

よくある、あのターンテーブルで食事することが多々ありました。
安くてボリュームがあって、
少し雑な感じのあのお店がみんなの行きつけでした。

今考えてみたら、それほど美味しくない白ご飯が凄く美味しくて
中華風で味付けされた料理にはピーナッツやらそういったものが
沢山入っていた記憶があります。

いつも注文している料理は
日本でも馴染みのあるものばかりで
常に安心できるものばかりでした。

しかし、ふと目に入ったものが

「orange chicken」

という当時では想像もできない組み組合せのメニューでした。

ナニコレ??

注文してみたら、
鶏の唐揚げが何かテカテカしたキャラメルのような色のソースに絡まり
更に、スライスオレンジが何枚かのせてあるではありませんか!!

ナニコレ??
ありえない!!!

もう、その時は目を疑うばかりの驚きくらいの衝撃な出来事でした。

今ではSNSでいろんな情報が目に入ってきますが、
当時は海外のものすべてが新鮮で異次元空間のものばかりでした。

そして、一口食べてみたら

「異次元の美味さ」

日本では食べたことがないくらいの衝撃的な味でした。

当時の日本はこれほど複雑な味がものがなかったような気がします。
まだこういった食文化が浸透していなかったようにも思われます。

洋食という立ち位置はもちろん確立されていましたが、
こういった創作料理というものが流行り始めたのが、
僕が飲食業に携わって2年くらいしてからでした。

当時は23歳で大学卒業して、
都内の飲食業専門会社にいたので
その辺りの業界風はよくわかっていました。

当時はミュープランニングという会社が一番の先端を走っていたのですが、そこにも携わることで多くの創作料理も学ぶことができました。

それほど、大手飲料会社がミュープランニングに出店コンサル依頼をするほど創作料理は新しい食文化の流れでした。

それはさておき、オレンジチキンの衝撃は大きく、
今でもその時の感動は忘れる事ができません。

その時は感動で終わって、暫くその味の虜になり何度も通ったものでした。

アメリカでオレンジチキンに再会

その後、数年が過ぎてアメリカに何度も行くようなった時に
「Panda express」でオレンジチキンを看板商品として展開しているという店舗を知って訪れてみると、、、、。

まさに当時あの感動したオレンジチキンそのものでした。

「やはり、この味か、、、。」

これが、アメリカの中華部門の天下をとる味だったのです。

アメリカで食べた時には、パンダエクスプレスのオペレーティングシステムにも感動しましたが、新しい中華食文化を作ったアメリカという土壌にもつくづく感心したものでした。

中国本土では、オレンジチキン自体はあまりないのではないでしょう?

でも、アメリカという文化が新しい物を受けれいてそれを加速させて進化させるそういう社会が新しいものを常に創作し続けるのです。

パンダエクスプレスは1983年創業と言います。

僕が11歳のときで、僕がカナダで始めた食べたオレンジチキンは23歳くらいの時です。

まだ、カナダの小さな町にまでパンダエクスプレスのその味は浸透していなかったでしょうから、きっとそのお店独自の味でもあったのでしょうね。

もしくは、移民系の中国人の間では欧米諸国で受け入れられる味だという事が浸透していたかもしれまん。

でも、紛れもなくそれは「パンダエクスプレス」という存在でアメリカンチャイニーズは証明されたのですね。

オレンジチキンの再現が出来た

はじめて食べたオレンジチキンから約28年経った今。

僕はあの時の味を再現させることが出来ました。

それは、何度も失敗もしました。
でもこの味をほぼ同じように再現させる事ができたのです。

今になってみたら、鶏唐揚げやタラのようなサクッとした魚の唐揚げにも非常によく合います。

この味が再現できたことで、
私の店舗でのメニューバリエーション確実に増えました。

あまりにも、反響がよくて今ではオレンジソースとして販売するようになりました。

これは僕が19歳から海外でいろいろな刺激を受けてきた青春の一ページを形にしたものでもあります。

あの、甘酸っぱい青春を形にできたのがオレンジソースソースです。

こちらでも販売していますので、興味のある方はご覧になってください。


オレンジチキンを広めた
パンダエクスプレスのビジネスストーリー

パンダエクスプレスの歴史を紐解いていくいくと非常に面白い事が分かります。

このnoteを読んでくださる方々の何割かはビジネスに関わりをもっている方かもしれまんせんので、以下の動画をご覧ください。

アメリカのレストランビジネスでの成功ストーリーが凝縮されています。

この後のビジネス展開のヒントになるのではないでしょうか


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