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知能検査で乱丁落丁の用紙に当たった児童の恐怖体験

想像してください。あなたがテストでもし、開始と同時に名前を書き、一枚目をめくった時、皆には問題が書かれているのに、あなただけ、そのページが全くの白紙だったとしたら…?

そんな体験を私は小学生の頃に体験しました。
今はどのように実施されているのか?その検査の考え方も変わっているのかもしれませんが、WISC(だったと思う)という知能検査を小学4年生か5年生位に受けたのですが、当時はクラス担任が用紙を配り、教壇にラジカセ📻を置いて、「カチッ」とスイッチを入れると、ラジカセが「始め」から途中進行、「止め」までを説明するシステムで、担任はテスト(検査と同じ意味)中のクラスを見ているだけでした。

担任は、クラス全員の名前が書き終わるのを待って、予定通りにラジカセ📻を「カチッ」とします。
ラジカセ📻は、静かな女性の声で、一問一問丁寧に説明して、回答記入の時間を空け、適切に「始め」、「止め」を伝えていきます。
私は、特に難しく感じることもなく(元々重要なテストと認識していない)、無難に回答して行きます。
ところが、テスト中盤。「次のページをめくってください」と言う女性の声に従って、ページをめくるのですが…
次のページがないんです💧
1ページ📄丸々飛んでいたのか?あるいは白紙になっていたのか?二重で同じページが存在していたのか?
もう三十年以上前の記憶なのではっきりしませんが、確かに次の問題から1ページ分がそこにはなかったのです。
それでも、ラジカセ📻の女性は淡々と説明をして、テストを続けて行きます。

「先生!」、私は慌て担任に状況を話そうとするのですが、「話をしない!声を出さない!」と問答無用で切り捨て、私の側にも来てくれません。

小学生なんで、一旦崩れた態勢を立て直すのは、メンタル的にも難しいもので、結局、その知能検査は中盤以降は、悲惨な出来だったと記憶しております。

しかし、小学生の私は、元々重要なテストと認識していないので、検査後に担任に説明に行くこともなく、そのままその事をすっかり忘れていました。

しかし、「恐怖は過去からやって来ます」。

数ヶ月後の三者面談です。

担任曰く、「お母さん、非常に申し上げにくいのですが、◯◯君の前回の知能検査の結果が非常に悪く、このままでは発達支援学級の方に行って頂くことになるかもしれません?」

その時の母の衝撃を受けた顔は今でも覚えています。

で、私、「あのテストは途中からページがバラバラになっていて、書けなかったから…」

担任、「お母さん、残念ながら、こんな状態なんですよ…」

私、「え、なんで」?


しかし、成績とか図工の提出物を見たらその検査だけで評価しなくても、判断できると思うのですが?

結局、発達支援学級に行くことなく、新年度を進級しましたが、担任は私をどうしても発達支援学級に入れたかったのかもしれません。
だって対応に悪意を感じた…💦

しかし、恐ろしいことですよ…💧乱丁落丁で人の人生が大きく変わる可能性がある物ですから、印刷業者もしっかりしてもらいたいですよね。
何より担任の先生に、もう少し「その子自身」を見てもらいたいですね…💧

知能検査ですか?精神科病院でもしてますが、こんないい加減な検査当てになりませんよ!
(臨床心理士さんに怒られるので、ここだけの話しね)
少なくとも、私は参考程度にしか、判断材料にはしませんね☺


※今回久しぶりに、ホラーっぽく書こうとしたのですが、ただの体験談になってしまいました。ホラーな内容も近々書きたいと思います。

※今回の内容は、あくまで三十年前の話しで、現在の発達支援等に関して差別する意図はありません。