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ハッシュタグ 「コミュニティフリッジ」

あ、あ、あ、暑い・・・・・ 毎年言ってる気がしますが、夏ってこんなに暑かったですっけ?息子も絶賛夏休みに突入しまして、エアコンとYouTubeに助けられとります・・・・  あ〜8月どうやって乗り切ろう・・・・

さ、今回は岡山市北区北長瀬にあるブランチ岡山内にあるハッシュタグさんの「北長瀬コミュニティフリッジ」の取り組みが素敵すぎてビックリだったのでその事について書かせてください。

簡潔に説明するとすると、コミュニティフリッジとは様々な理由から生活が困難で支援を必要としている人に無料で食料等を届けれるシステムで、北長瀬ブランチ内にある共用冷蔵庫・冷凍庫に24時間物資を取りに行くことが出来るという仕組み。無人で人目や時間を気にせず取りに来れ、利用する人は簡単な登録さえすれば入り口の電子ロックをスマートフォンで解除することが出来て、物資を提供する側の「フードプレゼンター」も登録さえすれば誰でも提供することが出来る。

フードプレゼンターの受付場所であるハッシュタグには、自分では消費しきれない食品や頂き物などの寄付を持ち込む人が定期的に訪れる。お米やお菓子、飲み物といった食料品はもちろん生理用品や衣類、ティッシュペーパー等様々。その他、自分で栽培した野菜(今だと夏野菜のキュウリやナスやトマトが盛りだくさん!!)の持ち込みも。家庭菜園でたくさん栽培されている方や、お仕事で栽培している量の何割かを固定で持ち込まれている農家さんもいらっしゃいました。

物品は、受付をした後スタッフが消費期限等の検品を行いストックに回すものとフリッジに出すものを選別して、必要な人に渡っていくという流れ。冷凍冷蔵庫があるのでお豆腐やいつでも便利な冷凍食品の保管もできるし、何より採れたばかりのお野菜がたくさんあるのも嬉しいポイント。

駐車場から直結で人とすれ違うエリアでもないので、気負いなくさっと覗いてさっと帰れるのがいいところ。知り合いの中に、十分に食べることが経済的に難しい家庭の子供に食事を提供する”子ども食堂”なるものをしている方がいて、継続していくのが難しいという話を聞いた。その場所に出入りすることが、「かわいそう・・」という社会の空気を感じ取って足が遠のいてしまうのだそう。誰だってかわいそうだなんて思われたくないし、そいうネガティブな空気に子供は敏感だから。でも誰だって明日事故に巻き込まれるかもしれないし、病気になるかもしれない。今の当たり前の生活が一変して、小さい子供を抱えて明日からどうやって食べて行こうとなったら誰かに助けてもらいたいと思うだろうし、その誰か(何か)がコミュニティフリッジのようなシステムであればアクセスしやすい。

フリッジ内にはメッセージボードがあって、提供する側も利用する側もメッセージを残すことが出来るようになっている。そこには、自分も困ったときに助けてもらったので今困っている人の助けになりたいという言葉や、寄付がとてもありがたく余裕が出来たらこの経験を困っている人に役立てたい、といった言葉が綴られている。本当にその通りだと思う。この社会の一部である私たちはフードプレゼンターにも利用者にもどちらにもなり得ると思う。時には寄付を受け、状況が変われば提供者にもなるだろうし、そのどちらの状況の人たちにも想いを馳せながら。目に見える形での貧困だけじゃなくて、目には見えない貧困もあってその程度や受け止め方も人それぞれ。助けが必要だと感じている人が「困ったときはお互いさま」で利用できるコミュニティフリッジ、今後はスーパーや企業を巻き込みながらもっと広く周知されていくといいなと思うわけです。

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