今こそ日本語をつむぐべきでは

先月兵庫県宝塚市が「障害」の表記を「障碍」と統一する旨の報道があり、違和感を感じた。

兵庫県宝塚市「障害」を「障碍」と表記へ 「本質的なもの変わらない」と疑問の声も|ニフティニュース -

このことに動き時間やお金を投入すべき?


以前より私自身はこの「障碍」や障がい」などと表面的な表記を替えたところで、
本質的な障害者の社会的な課題や立ち位置などに変化があるわけではないのだから表記を変える必要はないと言ってきました。


以下は私が代表を務めるNPO法人モンキーマジックのHPより
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※法人における障害者の表記については、「障害者」と公的機関でも使用している漢字での表記に統一しています。
これは散見する「障がい者」や「障碍者」などの表記に対して、「害」という漢字表記に社会が敏感になり過ぎ、本質が見えなくなっていることに違和感を覚えたからであり、私どもの意志で「障害者」と表記しております。
代表 小林 幸一郎(視覚障害)
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必要なことは、表面的な「碍」」や「がい」「害」など文字の使い方や響きに物を言うのではなく、
変えるのであれば障害や障害者への価値観や見方が新しくなるような、日本語そのものの単語を変える、生み出すことに時間や力を注いでいくべきではないだろうか。英語の表記だと以下のような変遷を踏み、言葉そのものが紡がれてきたと聞く。

Handycap(不利な立場にある人)
Disabled(できないことがある人)
Disability(できないことがあるから適応できないことがある人)
Challenged(挑戦する機会を得た人)


来年には日本でパラリンピックもあり障害者と言う言葉を多く耳にする今、
なにより来月には新元号が発表となり新しい時代が動き出そうとする今だからこそ
日本人として新しい日本語を紡ぐことに力を注いでっもらいたいと思う報道でした。

よろしければ、応援をお願いいたします!様々な障害のある人たちが一緒にクライミングを楽しめる環境づくりに遣わせていただきます!