見出し画像

なんでお母さんには「そのままでいい」って誰も言わんの?

こんにちは。今更梨泰院クラスにハマってしまった三科です。六本木クラスは3周しました。


最近腹が立った話しを。

SNSでたまたま目にした「不登校ビジネス横行…真に求められる支援とは」というタイトルが気になり観ることに(今はもう観れませんが)。

不登校ジャーナリストとか不登校社長とか、そんな肩書を持つ方々がコメンテーターとして出演していました。

タイトルから想像するに、恐らく板橋区のスダチの話しから「じゃあこの先不登校支援ってどう進んでいくべきなのか」みたいなことが話されるんじゃないかと少し期待していましたが、観終わった後には怒りしか残らない内容でした。

記憶が曖昧なので少し違うかもしれませんが、覚えているのは、
①板橋区とスダチがやろうとしてたこととその危険性の説明

②不登校の子どもの想い
③不安を煽る不登校ビジネス
④不登校支援において大切なこと

みたいなことをそれぞれの立場からコメントしていたように記憶しています。

どれも表面的な内容で、「期待していたものとは違うなぁ」と思っていると、④の不登校支援について大切なことを専門家と言われる人たちが話し始めると、どんどんスタジオの空気がイヤな方に向かっていくのが感じて取れました。

我が子が不登校になると、母親はスマホやゲームの制限をしたがる。

という誰かの話しに、「あー、それあるあるだよねー」と残念な親の代表的な例だよねーという雰囲気に。

「そんなことしたら逆効果なのにねー」と全員が頷く。

は?

この人たちは、もしかして親の気持ちを聞いたことも想像したこともないんか?と思いました。

じゃあ具体的にどうすればいいのかっていう議論は、いつものように、

まずはお母さんが変わりましょう。

みたいなことに着地する。

いやいや、待てと。

「不登校ビジネスは親の不安を煽って…」

みたいなことを言ってきたくせに、その言い方と空気やったら変われないお母さんの責任みたいに聞こえへんか?と思いました。

今まで元気に学校に通ってたのに、我が子が急に学校に行けへんようになってスマホとかゲームばっかりになったら、「やめさせないと!」って親が思うのはそんなに変なことか?

無理やりにでも学校に行かせようとしたり、スマホやゲームの制限をかけたり、片っ端から本やYOUTUBEで情報をかき集めることは、むしろほとんどの不登校の子どものお母さんがやることという認識が、16年フリースクールをやってきた僕には少なからずあります。

誰にも相談できひんくて、「育て方が悪い」だの「甘やかせてる」だの「社会に出たらやっていけない」だのと、何の責任も取ってくれない外野から言われ続けたら、そら誰でも不安になるやろ。

お母さんに変われって言う前に、そうやってお母さんを孤立させてる社会を何とかしようとしろよ!と思います。

子どもには「そのままでいい」とか「無理しなくていいんだよ」って言うのに、何でお母さんには「変われ」だの「幸せになれ」だの言うの?

どんなけお母さんがやらなあかんこと多いん?

どんなけお母さんへの期待値高いん?

お母さんに「そのままでいい」ってなんで誰も言わへんの?

子育てに正解はないって言うくせに、「それは間違い」ってめっちゃ言うやん。

「このままじゃあかんって思ってるけどどうしていいかわからん」って声をまずは聞けよ。

「これは、社会全体の課題なんやから皆で変えていこう。」

そういう話しを期待してたのに、残念でした。

とはいえ僕もあまり人のことは言えません。

「人は変わらない」、という前提に立つことをついつい忘れて周りに期待をしてしまいます。

「まずは自分から」、を念頭に土曜の昼間に昼寝をかまします。

なんか色々やらなあかんけど、梨泰院クラス見ながら寝て考えよーっと。

「そのままでいい」始めました。

最後まで記事をご覧いただきありがとうございました。

チャリティランナーを募集します!

大阪マラソン2025のチャリティパートナー団体に「ここ」が選ばれました!「ここ」とともに大阪マラソンを盛り上げてくださる方を募集します。


ご支援のお願い

フリースクールここでは、皆さまからのご寄付によりフリースクールの活動に必要な資金として活用させていただいたり、経済的な理由でフリースクールに通いづらいご家庭の月謝の減免を行なっています。
ご支援いただく方法は、①口座へのお振込み、②amazomの欲しいものリスト、③クレジット決済による単発・継続寄付、④noteの定期購読、⑤noteでのサポート機能があります。
決済手数料などで引かれる割合が低いものから順番に紹介しています。
フリースクールには、公的な支援は基本一切ありません。
不登校になり金銭的な事情でどこにも通うことができなくなる子どもを少しでも減らすためにも、継続して運営をすることが必要です。
フリースクールに通う約1割の子どもたちが、こうしたご寄付をいただくことで通うことができています。
ご支援をどうぞよろしくお願いします。



よろしければサポートをお願いします。フリースクールの活動費の一部として大切に使わせていただきます。