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YMCA せとうち「プログラミング映像制作スクール」を取材しました(映像編集編)

様々な団体の方々が想いを持って参加している「おかやま親子応援プロジェクト」。参加団体の1つ、YMCAせとうちでは小中学生向けに「プログラミング映像制作スクール」を開催しています。
全3回のプログラムのテーマは、岡山駅近くにある「表町商店街」をPRする動画を作ること。
映像制作を通してプログラミング的思考を体験的に学んでいくと同時に、自分たちが住む地域の課題を知り、解決策を考えてもらいます。
2回目は10月の表町商店街の取材映像を実際に編集しました。前回に引き続きオンラインで取材し、活動の様子をお届けします。

第1回目の様子はこちらから

1.オリエンテーション

約1ヶ月ぶりに会うため、少し緊張した様子の参加者も。
チームリーダーの自己紹介の後、アイスブレイクのゲームをしました。とくに「マシュマロ・チャレンジ」ではどうやったら高くできるか、メンバー同士でアイディアを出し合いながら進めていました。ゲームの後はすっかり打ち解けた雰囲気が出来上がっていました。

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2.映像編集

まず始めにリーダーから2本の動画を見せてもらい、「伝えたいことが伝わる動画」の条件を考えてみます。1本目は7分、2本目は30秒の動画。2本目の方が、必要な情報がコンパクトにまとまっていて分かりやすい印象です。
リーダーからは動画の長さよりも

・「相手に何を伝えたい動画なのか」
・「必要な情報が分かりやすく入っているか」

が大事になってくるね、というお話がありました。

次は講師の佐藤さんから今回使用する映像編集ソフトの使い方を説明してもらいます。ソフトの基本的な使い方に加えて、映像編集のイロハも紹介してくれました。例えば

・「拡張子の違い(MOVとJPEG)」
・「データ保存は30分に1回くらいこまめにやろう」
・「タイムライン(時間軸)の概念を覚えておくと、他の編集ソフトでも応用できる」

夏に開催されたプログラミング教室の参加者も数人居るようで、心強い!
さっそく編集作業をサクサク始めています。
分からないことはリーダーはもちろん、参加者同士でもサポートし合って進めていこうとアナウンスがありました。

編集作業がはじまると、一気に真剣モード。どうしたらお店や商店街の魅力が伝わるのか、取材をした時を振り返りながら、試行錯誤を繰り返します。
パソコンの操作が初めて、という参加者も最初こそ戸惑いながら操作をしていましたが、段々慣れてくるとテキストの差し込みやバックミュージックの挿入等、いろんな工夫を凝らしていました。

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時にはリーダー達のサポートを借りながら、着々と編集が進んでいきます。

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終盤になると、参加者同士作成した映像を見せ合う等、和気あいあいとした雰囲気が伝わってきました。
約半日かけて、この日の編集作業は終了。各チームの参加者とリーダーに感想を聞いてみました。

【参加者からの感想】

感想
・取材した時に撮った動画を見られて楽しかった
・夏の教室の時は文字を打つのも一苦労だったけど、今回はスムーズにできた。前回の経験が役に立ったと思う
映像をつくる時に工夫したこと
・取材した時に感じた表町商店街の良いポイントをいれた
・見る人にお店の持つ雰囲気を感じてもらえるよう音楽の選定を頑張った
12月の発表に向けた意気込み
・この映像を見て表町商店街に行ってみたい、この街に住んでみたいという人が増えて欲しい
・もっと良い映像にできるよう、テロップを入れて分かりやすくしたい

【リーダー達からの感想】

・1人1人個性があって、それが映像にも表れていた
・大人だとどうやって表現するか悩んでしまうようなところを直感的にスパスパ選択していたと思う
・映像の内容は参加者の自由に任せ、操作で迷っている時だけサポートするようにした

取材をする中、初めてのこともすぐにポイントを理解し、楽しみながら編集作業をしている姿が印象に残っています。商店街のお店の人たちを思い出しながら、「どうやったら魅力が伝わるのか」「この街に来たいと思ってもらえるのか」を一生懸命考え、形にする経験は様々な学びの機会に繋がっていると感じました。

次回はついに完成した映像のお披露目会。
どんな作品に仕上がったのか、発表がとても楽しみです。

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