活動の「深化」に向けて

こんにちは!
橋本です。

大学院の入学式も開催されることになり、
20年ぶりの学生気分が最高潮に達しています。

さて、学生に戻ってもカンボジアの活動は続けていきます。
3月末で年度末ですが、来年度はどんな活動を計画しているのか書いていきます。

テーマは活動の「深化」
設立当初からの目標であった、10年で学校30ヶ所(生徒数延べ1万人)は年内には達成できると考えています。

ただ数値目標は無いといけないので、今年は5ヶ所の新規学校建設、年末には32ヶ所の体制を目指しています。

学校や図書館は引き続き建設していきますが、
活動の深掘りをしていく時期に来ていると考えています。

今までの経験やノウハウをしっかりと棚卸しし、
我々のミッションにより合致する分野に絞り込んでいく。
そのために、数字や評価などエビデンスを揃えていく。

大学院に通うことにしたのも、この「深化」のために必要と考えているからです。

さて、具体的には何をやっていくのか。
『貧困解決』の分野で試行錯誤していきます。

今までの貧困解決の事業は全て、収入を上げることを目的にし、
ことごとく失敗してきました。

そこで発想を変え、生活費の削減による最低生活保障ができないかを探っていきます。

そのために以下の事業を実験的に始めていきます。

■農業(昨年11月より開始)
 換金性の高さと栄養価の両面から育てやすい作物を見つける。
 上記を目的に、日本の農家さんにアドバイス頂きながら、
 農村部で土地を借りて育てています。

■医療費の削減
 オンライン診察と置き薬のモデルで病院のない農村部に医療を届ける。
 タブレットを使い、農村部と都市部の診療所をつないだ診察を行います。
 薬は農村部に置き薬を設置し、看護師が現地入りし対応します。

■移動費の削減
 コミュニティバスの運行により村人の移動費を削減する。
 10人ほど乗れる大型のトゥクトゥクを用意し、定期的に村と市場、
 村と病院を循環する移動手段を用意します。


仕組みを導入してもコミュニティのレジリエンス(うまく適応できる能力)が低下すると意味がないので、ソフト面では以下のことを考えています。

■コミュニティ参加意識の向上
 住民参加型のミーティングや大人向けの初等教育を導入

■起業率の引き上げ
 自身で商売を始める、失敗しても何度も再起できる集団形成


うむー、、こう書いていくと響きは良いですが前途多難ですね。。
どうやったら良いかすら、まだ分からないものもあります。

我々だけでは力不足なので、
多くの方から知恵や支援を頂ける体制も作ります。

当面海外には行けそうも無いので、日本にいながら現地と繋がり、
やっていることやお金の流れが分かる仕組みを作らないと。

アイデアや手伝えることがあったら是非連絡ください!
お待ちしています!!

NPO法人HERO 橋本

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