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北播磨の未来を描くワークショップ|第4回 開催レポート(オンライン同時開催!)

このレポートは、全5回に参加できず途中から参加される方、一度もワークショップに参加できなかった方に向けて、どんなプロセスで「北播磨の地域デザイン案」が紡ぎ出されていったのか。ワークショップの様子や話し合われた内容についてお伝えしていきたいと思います。

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第4回(2020年11月8日)の大まかな流れ

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グラフィックレコーディング by ひめくま(岡田英之)さん

【第4回の大まかな流れ】
⓪ これまでの振り返り
① 準備運動ワーク「最近私が感じた北播磨らしさ」
② 情報共有「
30年後の未来を知る」
③ 個人ワーク「“北播磨らしい”将来の地域像をイメージしてみよう」
 グループワーク「目指したい将来像のブラッシュアップ」

④グループワーク「30年後の北播磨の目指したい将来像」

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これまで出てきた意見を踏まえ、参加者の皆さん一人ひとりが「考えたい・深めたいテーマ」に分かれて、将来像をより具体化していきました。

特に今回は「抽象的/具体的になりすぎない」「どの地域でも言えてしまう表現にならない(=北播磨だからこそ言える表現)」ことに注意しながら将来像を描いていきました。

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グループ発表1 テーマ「個人の自己実現」 

・目指したい地域像は日本のスタンダードになる!日本のへそ・標準子午線が通っているからド真ん中、軸になりたい。それぞれ個人が自分らしく自己実現をして発信していける。そして、リアルなつながりから北播磨の文化をつくっていける地域に。

・そんな地域像を目指す理由は、これからの時代、個々の時代としての働き方や暮らし方が求められる中で、より自分の「こう生きたい」「こう暮らしたい」を選択していける地域が魅力的なのではないか。

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グループ発表2 テーマ「多様性・共生共存

・目指したい地域像は、多様な人にとって優しい多文化共生社会。加東市をはじめとして外国人が増えていきている今、改めて高齢者や女性も住みやすい共生社会が求められているのでは。

・べっちょない(問題ない)精神があるこの地域だからこそできるはず。それによって他地域からも入ってきやすくなるのでは?

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グループ発表3 テーマ「子育て・教育」

・目指したい地域像は、子どもたちが自慢できる地域。幸せなところに人は寄ってくる。地域貢献したいと思う子どもが育つ地域がいい。

・外国人が多く、自然が豊かな地域性を生かして「国際村」や「自然の中でのトライやるCAMP(案)」のような教育の場を北播磨地域でできればいいな。

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グループ発表4 テーマ「自然・農業」

・目指したい地域像は、ちょうどよい自然が育む農産物を中心とした地域文化の体験型の魅力を、地元の人が自信を持って発信し、地元の人がそれを知ることで日々新しい発見ができる地域。

・北播磨は自然の山や川が多い。そんな自然の中で作られた米や酒、山にあるゴルフ場などの環境を活かした体験プログラムや、お酒を飲める公共交通機関でのツアーで地元の人にも知ってもらえる機会をつくっていけたら。

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各グループの発表内容まとめ

より詳細についてはこちらのシートにまとめています。必要な方はダウンロードしてご覧ください。

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次回は最終回、小野市で開催です!

このワークショップも残り1回となりました!次回は、この模造紙の内容をベースにより伝わりやすい表現にまとめていく内容を予定しています。会場は小野市、うるおい交流館エクラにて行います!※オンラインでのご参加枠はございませんので、ご注意くださいね。


--------- 第4回の当日の詳細についてご紹介 ---------

ウォーミングアップ「最近、私が感じた『北播磨らしさ』」

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本題に入る前に、口慣らしとして自己紹介も含めて「最近、私が感じた『北播磨らしさ』」についてグループで話し合いました。

「田んぼの稲刈りしている風景を見て」「コスモス畑」「ジョギングをしていて紅葉が美しいなと感じた瞬間に」など、普段生活している中で感じる北播磨らしさをグループで共有して、話し合いのエンジンを徐々にかけていきます。

サクッとこれまでの振り返りと、本日の流れ

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こちらも毎回恒例になってきました。これまでの振り返りと本日の流れについての説明を。

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第1回目は参加者の視点で北播磨らしさ(強みと魅力)を洗い出し、第2回では、県民局の持つデータを元に北播磨の現状やデータで知った上で、北播磨の将来像を描いてみました。第3回では、30年後の社会変化を予想し、その社会変化が起きている中で北播磨の地域はどうなっていたいか?と将来像について描いていきました。

兵庫県の将来構想研究会で話されている学術的な根拠を元に、社会的変化の予想を裏付け

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前回(第3回)のワークで「30年後の社会変化の予想」を参加者同士で出し合いました。その意見を要約したのがコチラ↑です。大きく「技術の進歩/人口構造の変化/仕事・働き方の変化/自然の復活」の4つに分類。

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専門家の皆さんが言っていることもあった方が、地域像を描いていく上で、より信頼性が高まりそう、ということで「兵庫県の将来構想研究会」の内容を参加者のみなさんに共有しました。

当日投影したデータはこちらからダウンロードできますので、興味ある方はどうぞ!

個人ワーク「北播磨は将来こんなまちであってほしい」を改めて考えてみる

これまでの内容や将来予測をデータなど、ここまでの話を聴いて改めて「こんなまちであってほしい北播磨の将来像」を個人ワークで書き出しました。

「目指したい将来像」が近い人同士で、4つのグループに分かれ深める

自然、働く環境、外国人の移住…などなど、地域に関するテーマは多岐に渡ります。その全てを一度に話し合うことは難しく、深まらないまま終わってしまいがちです。より深めていくため、テーマごと話し合えるよう、参加者の皆さんの「目指したい将来像=関心のあるテーマ」が近しい人同士でグループに分かれました。

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A4用紙に「目指したい将来の地域像」を書き出して「私たち近いですよね?」という感じでグループに。

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オンライン参加の皆さんは、このグループワークから会場の皆さんと一緒に考えていきました。若干音の干渉があり聞こえにくい場面もあったものの、皆さん慣れてこられてるなぁという印象でした^^

グループワーク 地域デザイン案を具体化!

特に今回は「抽象的/具体的になりすぎない」「どの地域でも言えてしまう表現にならない→北播磨だからこそ言える表現を選ぶ」ことに注意しながら将来像を描いていきました。

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そのためにも、フォーカスすべきポイントは、北播磨地域の特徴・強み・らしさから軸を選び、そこを起点に、捉え直したり、絞り込んだり、掛け合わせてみたり…といった工夫をしながら考えていきました。

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考えるステップを分かりやすくするために、こんなシートを準備しました。

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まずは、ふわっとでもいいので「北播磨で目指したい将来像」を仮置きします。それに対して、①なぜ?(理由)②それによってどんな良いことがある?(結果)③そのために必要なステップ(手段)を書き出していき、その上で、再度、一番上の「北播磨で目指したい将来像」にこれまで書き出したことを一言で表現することに挑戦していきました。

現段階でまとめられるところまでできた内容を全体に発表していきました。

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このグループワークの発表内容は本記事冒頭に掲載していますので、そちらをご覧ください!

次回は最終回!オンラインはないのでお気をつけを!

これまでの話し合いをベースに、北播磨地域が重視すべきポイントを言語化し、キーとなるフレーズ、そして届きやすい表現に練り上げていきます。

第5回 将来像の言語化 @小野市
日時:11月29日(日)10:00〜12:30
会場:うるおい交流館エクラ 市民交流ホール

   〒675-1366 兵庫県小野市中島町72番地
問い合わせ先 NPO法人シミンズシーズ
|TEL 079-422-0402 |Mail info@npo-seeds.jp
|主 催:兵庫県北播磨県民局総務企画室 ビジョン担当
|運 営:NPO法人シミンズシーズ

このワークを通して生まれた「地域デザイン案」は、地域ビジョン検討委員のみなさんに託されます。

検討委員のみなさんは「北播磨に住む若い世代の方が、どんな将来像をつくっていきたいと思っているのか?」のリアルな声を聞くためにこのワークショップを設定されました。

「どの地域でも言えること」「誰もが望んでいること」ではなく、北播磨だからこそ目指せる地域像というのが重要になってきます。

参加者の皆さんが大事にしたいことがしっかりと反映された将来像となるようにしていけるよう、もう一踏ん張り!ラスト1回、がんばりましょう!!

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