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「境を越えて通信」Vol.60-2024年7月号-


今月のアート

活動報告

京都府立医科大学での単発講義の様子
「アイテムの実際」ということで医療機器の説明をしています
学生介助者リアル交流会の打ち合わせにて
企画担当の元学生ヘルパーさんとともに誠意準備中です!
2024年度第1回理事会
理事・監事・顧問の皆さんと

今月のPick up

小田政利さんを偲ぶ会に参加してきました

等身大?パネルの小田さんと

2023年8月に急逝された小田政利さんの“偲ぶ会”が、2024年5月22日に、小田さんが自立生活をされていた東京都北区にて行われました。
ご準備くださった、自立生活センター・北の皆さん、ピアサポート・北の皆さん、ありがとうございました。

小田さんにゆかりのある方々が、小田さんとのエピソードや小田さんへの想いをお話されていました
元学生ヘルパーさんがデザインした「おだーバックスコーヒー」
かわいいカップでおいしいコーヒーをいただきました
境を越えてでは、カリプロ第1回目より見学体験の受け入れをしてくださり、都内の学校では自身の学生ヘルパーを連れて、全行程受講してくださいました
カリプロの受講生にもコーヒーの指導は欠かせませんでしたね

偲ぶ会では、岡部が、ひとりの友人として以下のようにお話させていただきました。

岡部宏生と申します。
ALS当事者ですが、小田さんと仲良くしていただいていました。
10年以上前だと思いますが、初対面で「呼ネット代表の小田です」と挨拶されたら、横にいた海老原宏美さんが「本当の代表は私だけどね」と言われました。
初対面の時からいじられていました。
小田さんと海老原さんと私で飲む時に、なんとその約束を忘れてしまったのです。
海老原さんは本気で怒って電話をしていました。
この時から私と小田さんの立場は決定したと思いました。
何かあるたびに「今度は忘れるなよ」ということが私の常套句でした。
私はいつも小田さんに対して優位だなと思っていたのですが、大きな勘違いでした。
小田さんとの関係は全ての人が小田さんより優位なのでした。
実はそれは小田さんの果てしない包容力なのです。
本当に広くて深い方でした。
去年うちにいらっしゃる約束をしてたのに突然亡くなってしまいました。
最初も最後も約束破ったな。
海老原さんに向こうで怒られてるな。
「おでんさん」と私は呼んでいました。
おでんさん、もう1回一緒に飲みたいよ。
2回は遠慮するけどね。
もう少しだけ待っててね。
また会おうね、おでんさん。
そちらでもみんなに愛されて楽しく過ごしていることでしょう。
またね、おでんさん。

小田さんに密着していた毎日新聞の記事が、6/26(水)の夕刊の一面に掲載されたそうです。
以下ニュースサイトでは、有料記事としてお読みいただけます。


漫画 ジョニーの話

先月はイベントのお知らせでお休みになっていた、ひみまみ研修シリーズ!

ジョニーも、いろんなことを思って、葛藤しながら新人研修をしているんですね・・・。

ひみまみの今後に期待★がんばれ~!


お問い合わせ

NPO法人境を越えて

境を越えては、身体がどんなに不自由でも、その人らしく地域で暮らせるしくみ作りを目指す、障がい当事者と介助者が中心となって活動するNPO法人です。
知ってもらう育てる繋がるという3つの柱を軸に、8つのメインプロジェクトを行っています。
パートナー会員&サポーター会員は、月100円から応援することができます。各SNSも運営しているので、私たちの活動を見る・シェアするだけでも応援になります。
ぜひ応援をよろしくお願いいたします!

* 今月のアート *
絵・ 岩崎健一 ( いわさき・けんいち )
詩・岩崎航 ( いわさき・わたる )
筋ジストロフィーで人工呼吸器 / 胃ろうを装着。 兄はパソコンを独学し画家として、弟は詩人として活躍している。作品展、出版物など多数。
ジョナ☆シェン(漫画家)
京都精華大学マンガ学部卒業。2016年週刊少年サンデー新世代サンデー賞奨励賞受賞。ギャグ漫画描き。2018年3月~2019年7月、Webマガジン「ウブマグ」にて『ジョナのオムニバスショートギャグ漫画』『ジョニーの燃えよ裁判』を連載。また、京都の老舗クラブハウス、京都CLUB METROを中心に多数のイベントで定期的にライブペインター、VJとしても活動し、自身主催のアーティスティッククラブイベント「CANVAS」も運営。
X:@ricezhao1993
Instagram:@jonah_ricezhao