自分のこれからとMEGURUのこれからがつながる 「第10回MEGURing」開催しました!(2024.04.27)
こんにちは!4月からMEGURUにジョインした、なるみんです。
今年度から「MEGURing」のレポートを担当することになりました。
今回は、4月27日(土)に行われた
「第10回MEGURing」の様子をお届けします!
◆「MEGURing」とは?
「MEGURing」は昨年度から始まったMEGURUの社内向け(公開型)イベントで、多岐にわたる事業の今(ing)と、メンバーがつながる(Rings)会です。
◆「第10回MEGURing」の目的
4月27日、今年度初のMEGURingが行われ、事業に関わるメンバーが集結しました。
MEGURUは手掛けている事業がとても幅広く、メンバーの場所も働き方もさまざま。
そんなMEGURUのメンバーが一堂に会し、そしてお互いの顔や主な取り組みを知ることで、自分のこれからとMEGURUのこれからがつながる。
それが、今回のMEGURingの目的です。
◆ 開催概要
・日にち:2024年4月27日(土)
・時間:11:00-18:00
・場所:えんぱーく5F イベントホール
・参加者数:14名
◎タイムテーブル
11:00 開会の言葉/今日の主旨/グループ分け
11:15 過去の山谷記入
11:25 過去の山谷シェア(1人3分)
11:40 バリューカード
12:00 バリューカードシェア
12:15 ランチ+写真撮影
13:50 未来の山谷記入
14:05 未来の山谷シェア+MEGURUと自分のこれから
15:20 MEGURUのこれまでとこれから
15:55 各事業発表(1事業5分×8事業)
17:15 ビジョンイラストづくりワーク
17:55 発表&まとめ
18:10 チェックアウト
◆参加レポート
ここからは「第10回MEGURing」で行ったワークや、各事業発表の内容をまとめます。
① 【ワーク】過去の「山谷」を記入する
まず、参加者は4人ずつ3チームに分かれ、各自で過去の山谷(人生グラフ)を記入しました。自分の人生で印象深かった出来事に点を打ち、線でつなぎ、グラフにまとめていくというものです。
記入した後は、1人ずつ自身の山谷をシェアします。学生時代の経験や仕事での評価、人との出会い、別れなど…心が動く瞬間や環境変化のきっかけは、人それぞれ。
グループ全員がほぼ初対面のメンバーでしたが、お互いに自分の人生について話したことで、一気に距離が縮まったように感じました。
② 【ワーク】「バリューカード」で自分の価値観を知る
つづいて参加者のもとに、「バリューカード」が配られます。
「バリューカード」は、お互いが一番大切にしている価値観を発見・シェアするゲーム。
まず、チーム全員が山札からカードを5枚ずつ引き、手札にします。
カードには「信頼」「愛」「発見」など価値観ワードが書かれています。
自分の番がきたら、『○○を捨てます!』と宣言しながら、自分の手札から1枚カードを捨てます。
その後、山札から1枚カードを引くか、他のメンバーが捨てたカードを1枚手札に入れます。
これを繰り返していくと、自分の最も大切な価値観5つが手元に残る、というものです。
カードを捨てていくというプロセスにより、いま自分が最も大切にしている価値観が浮かび上がります。
悩みに悩んで5つの価値観を選び終えた後は、メンバーと自分の選んだ価値観をシェア。人生グラフを見返しながら、その価値観を選ぶきっかけや
出会い、経験について振り返りながら5つを説明していきます。
先ほど記入した「過去の山谷」が、現在の価値観につながっている。自己理解はもちろん、メンバーへの理解も深まるような楽しいワークでした。
③ メンバーの写真撮影
お昼休憩の時間で、カメラマンの山田智大さんによるメンバーの個人写真、および全体集合写真の撮影がありました。
④ 【ワーク】未来の「山谷」を記入する
ランチの後は、過去の山谷で記入した内容を踏まえて、未来の山谷を記入。これから自分でやってみたいこと、MEGURUで挑戦したいことも併せて考えました。
⑤ MEGURUと自分のこれからをシェア
記入した後は、
⑴自分の全体的なこれからのこと
⑵MEGURUと自分のこれから
以上2点を1人ずつ全体にシェアしました。
発表や付箋メッセージを通して各メンバーの「これから」を知ることで、自分との共通点に気づいたり、自己理解が深まったり。
今日のテーマ「自分のこれからとMEGURUのこれからがつながる」が実感できたワークでした。
⑥【発表】MEGURUのこれまでとこれから
全員のシェアが終わり、後半戦。
今回はMEGURUにジョインしてまだ日の浅いメンバーもいることから、これまでのMEGURUの振り返りと、これからのビジョンについて改めて代表の横山から発表がありました。
◆概要
MEGURUは2020年から活動を開始し、4年が経ちました。
地域の「人材課題」に特化し、その圧倒的当事者として向き合い続ける「地域の人事部」。
一つ一つ、小さな実績と共感者、協力者が集まり、いまその活動は全国に広がろうとしています。
ただあくまで我々のメインフィールドは塩尻を中心とした松本圏域です。
その地域に深く深く根を張り、多くの組織・個人との共創により、人を軸に地域の未来を創り出す。
法人の人的資本経営の推進と個人のキャリアオーナーシップ推進を軸に、「はたらく、生きる、すこやかに」のVisionを実現するべく、地域の人事部事業を推進していきます。
⑦【発表】各事業発表(8事業)
つづいて、現在MEGURUが取り組む8つの事業について発表がありました。
1. 地域の人事部事業全体について(横山)
MEGURUの大きな事業領域の一つに「地域共創事業」という事業分野があります。
各支援機関同士の共創、法人企業同士の共創、個人同士の共創など、さまざまなレイヤーでの共創を生み出して行きます。
その根底にあるのは「コレクティブインパクト」の考え方。
多様な人たちが一つのビジョンに向かい、関係性を大切に育みながら地域にインパクトを残す事業を展開していきたいと思います。
その象徴的な取り組みとして、
まずは「地域の人事部連携協定」の締結を予定しています。
7月5日(金)には地域の人事部全国フォーラムと題し、全国の地域の人事部関係者が塩尻市に集います。
2. 個別企業支援・人的資本経営推進(島畑)
「塩尻市内企業の人的資本経営を推進する。」
「人的資本経営」とは「ヒトを最重要の資本と捉え、全ての人材を活かしていくことで、人的資本の持続的な価値向上につながり、それがひいては経営目的の達成・企業価値の向上につながっていくもの」と定義されます。
経営資源であるヒト・モノ・カネ。
その中でもヒトへの投資は地方都市では、なかなか進んで来なかったのが実際のところではないでしょうか。
塩尻市の人的資本経営推進事業では、今までなかなか自社で取り組めずにいた塩尻市内企業に対して、人的資本経営のサポートをしています。
この事業や人的資本経営の勉強会・セミナーをきっかけに、更なる推進を希望する企業に対しては、伴走型の個別企業支援を行なっていきます。
3. 研修事業/越境・社員研修(横山)
「会社を越えて、つながり、学び合う」をテーマに実施する地域の人事部研修。
新人向けのルーキーズカレッジから始まり、リーダーシップ研修、今年度からはキャリアオーナーシップ、組織マネジメントなどもテーマに扱い、「地域同期」のつながりを育みながら、より個人のパフォーマンス向上に向けた学び合いの場を作ります。
また、会社や地域の枠を越えた「越境研修」も実施中。異なるバックグラウンドや価値観を持った複数企業のメンバーが一つのチームとなり、地域の課題解決に挑戦します。今期は、地域内外から5社の企業が参画予定です。
4. ながの人事室(岩井)
「仕事を「探す」から、「出会う」へ。」のスローガンで始まる「ながの人事室」は、前向きにチャレンジする経営者・企業のみが掲載される求人メディアです。
人や想いにフォーカスした記事で「共感」を生み出し、企業と個人を有機的にマッチングしています。2022年2月から始まったながの人事室の掲載記事の総数は現在47。今のところ合計で25の出会いをサポートしてきました。
なお、「ながの人事室」の2年間の運営を経て見えてきたのは、ながの人事室が生み出しているのはマッチングにとどまらず、働く人たちの想いの深堀を通じて企業や強みを明らかにしたり、チームビルディングの機会創出となったり、経営者の背中を後押しするといった、多様な価値であることがわかってきました。
今後も、これらの価値を強化・研磨していくほか、読み手の人たちが求める質の高いコンテンツを届けるために、データの分析や広報の戦略立案、実装にも力を入れていきます。
「ながの人事室」には、こうしたコンテンツが溜まっていくことで、地域の「宝」である、個人や法人の優良なデータベースにもなりつつ、最終的には「すこやかに」息づくまちの形成やさまざまな方々のご支援にもつなげていくことができたらと考えております。
5. 関係人口・塩尻DAO(保延)
「塩尻DAO」は、塩尻を舞台に多様なステークホルダーが共創をする自律分散型プラットフォームです。
令和元年より5年間、塩尻CxOLabをはじめとする関係人口創出施策を実施し、私たちは1つの確信を得ました。
それは、圧倒的な当事者意識(=「自分ゴト化」)は、個人を成長させ、地域を変える力を持っていること。そこに共感した仲間が共創することで、さらにその力は指数関数的に増え、想いはカタチになる。その時、本気の地域インパクトが生まれる。
この事象をもっと地域に広げていきたい。そのためには、これまでの枠組みや仕組みだけでは限界が見えてきました。つまり、わたしたち自身も新たなビジョンや目標を立て直し、そこへ辿り着くための新たなフェーズへと進化する必要がありました。
そこで、NFTというテクノロジーと、DAOという組織形態を取り入れ誕生したのが塩尻DAOです。
▼立ち上げメンバーインタビュー
▼ホワイトペーパー
6. 社会人支援事業(関澤)
◼️MEGURU社会人支援事業の3つの柱
①MEGURUが支援する企業の従業員キャリア支援
→企業=ひと、人件費≠資本 ⇒人的資本経営
②社会人向けキャリア教育
(自己理解、キャリア自律、越境学習、他)
→ミドル・シニア世代は
キャリア教育に触れていない
キャリア形成の知識・意識・創造力に乏しい
③長野への移住者向けキャリア支援
→地域に根差したキャリア支援ができる
キャリアコンサルタントの力
【今後やっていきたいこと】
「塩尻ではたらく“ひと”を、心身ともにすこやかにする」
5つの「R」をテーマにした企画・イベント・研修など
①Relaxation(リラクゼーション)
睡眠、リラックス、自律神経を整える
②Recreation(リクリエーション)
気分転換、気晴らし、身体を動かす
③Retreat(リトリート)
好きな環境に変える
etc.森林浴、キャンプ、旅
④Rest(レスト)
休養 ※積極的休養
⑤Resilience(レジリエンス)
回復力、柔軟性、メタ認知
⇒企業の健康経営にも目を向ける
7. 大学連携事業(上野)
大学連携事業では、主に県内の学生向けに課題解決型インターンシップや短期プログラムを運営していきます。
今年度は、より信州大学、松本大学との連携を強化し、各校の授業やプログラムと接続した地域密着事業としてよりレベルアップしていきます。
学生たちが地域での挑戦を通じて成長し、その結果地域への愛着が高まっていく。
様々な関係機関とともに若者の挑戦を支援するためのプラットフォーム作りに挑戦していきます。
8. 中高キャリア支援事業(草野)
今年度は共創共学プラットフォームを立ち上げ、各機関と連携を行いながら実際の学校支援も行います。
組織は産業・地域・行政が連携。MEGURUは運営として携わります。2024年4月からでも中学校を中心に相談や支援が実際に行われ、作り出す必要性をリアルに感じています。
今まで学校やコミュニティ・スクールでやってきたことを土台として大切にしながら、これからの時代を生きてく力を身につける教育を取り込んでいく。更に乗っける形ではなく、今やっていることをアップデートする形で取り組んでいきます。
また、キャリア教育を子供のためだけのものにせず、社会人やシニアも含め、全員が学び続けるものという「子どもたちのためのキャリア教育から、産学民・社会人も必要な当事者としてのキャリア教育」という文化づくりもスタートします。
⑧ 【ワーク】ビジョンイラストづくりワーク
発表が終わり、いよいよ最後のワークです。
MEGURUには以前制作されたビジョンイラスト(下図)があり、直近まで使用されていました。しかしメンバーが増え、手掛けている事業の幅も広がってきている今、改めて内容をブラッシュアップする必要があるのではないか?ということで、みんなで新しい(進化した)ビジョンイラスト案を考えました。
ワークでは前半同様3チームに分かれ、それぞれが考えるビジョンイラストを模造紙にまとめて発表しました。
各チーム切り口こそ異なりますが、循環のイメージや、MEGURUのビジョン「はたらく、生きる、すこやかに」を共通して感じられるカタチに仕上がっていました。
今日描いたMEGURUの未来の姿を基盤として、私もこれから一緒に頑張ろう!と思える時間でした。
⑨参加者の感想共有
チェックアウトの時間。全員で円形に椅子を並べ、ひとりひとり今日の感想を共有しました。
以下、一部抜粋です。
私自身MEGURUにジョインして日が浅いため、当日は緊張の中臨んだのですが、終始気負わず話せる良い空気感がありました。このメンバーとこれから活動できるのが嬉しいなあ、と今素直に感じています。
それぞれの強みを持ったメンバーが集まり、共感を軸に連携し合いながら、大きなビジョンに向かっていく。そんなMEGURUの姿が見えた一日でした。
◆次回のMEGURingのお知らせ
MEGURing第11回を開催します!
塩尻市では、9か年の長期計画「第六次総合計画(未来投資戦略)」が令和6年度からスタートしました。本計画では「幸福度」が最上位指標として置かれ、市民の幸福度向上につながる施策が展開される予定です。MEGURUのVisionにある「すこやか」との連動や地域の人事部がかかわる事業領域についてディスカッションいたします。
ーーー
<日時>
2024年5月29日(水)
19時30分から21時00分まで
<MEGURingとは>
MEGURingは、MEGURUの今が現在進行形(ing)でわかり、つながる(Rings)時間。
MEGURUを知っていても、結局何をしているんだろう…という声もチラホラ。
活動する人、関わっている人、興味のある人などなど。MEGURingをきっかけに、MEGURUが目指す人と地域の循環が生まれるといいな…
まだMEGURUをよく知らなくても、関心がある人なら参加OKです!
<スピーカー>
▽ゲストスピーカー
上間 匠 さん(塩尻市役所 企画課 課長補佐)
<ファシリテーター>
・草野エリ(MEGURUマネージャー/シビック・イノベーション拠点スナバ/大門マルシェ代表)
<場所>
スナバ(塩尻市大門八番町1-28)
https://www.sunaba.org/
・駐車場は塩尻市営駐車場をお使いください。ウイングロードというショッピングセンターの裏にあるので、スナバに駐車券をお持ちください。6時間まで無料になります。
https://goo.gl/maps/1zpPdeETgZLC37SG9
<オンライン参加はこちら>
https://us02web.zoom.us/j/2593406793
みなさまぜひご参加ください!
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