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気功生活 Vol.134

2023.1.7 発行

いのち
なにひとつとして
欠けるものがない。

生命の原点へ 天野泰司
新春の養生
伊勢へ 〜笑門来福
The Book of Life 12/1912/24
つれづれ湯遊記11 あや
年末年始 吉田純子
講座ノートから 健康の心得
からだの春・生命の気功
講座案内

ご希望の方に、無料でお送りします。カンパ歓迎。

生命の原点へ


                          天野泰司

 新年あけましておめでとうございます。おかげさまで昨年もたくさんの方々の思いと力が集まって、充実した活動を続けることができました。この時代に、いやこの時代だからこそ、遠路はるばる講座に通われる方もあったり、有料無料の配信を通じて、みなさんとしっかりつながりあっている感じが強くありました。
 ウェブサイト「気功のひろば」のリニューアル基金も満額となりました。毎月の積立のように寄付を重ねてくださった方もあり、ほんとうに頭が下がります、陰に陽にたくさんの方々のお力を感じます。みなさんほんとうにありがとうございました。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

新生の年
 新年を迎えて、「今年こそは」と期待されている方も多いことでしょう。時代の変化は、そうした一人ひとりの潜在的な欲求が形となって表に現れてくるものです。
 ですから、これまでの経験にとらわれず、今何をしたいのか、どんな世界を望むのかを、子どもの心に戻って想い描くとよいでしょう。大人になると、これはできない、無理、大変だと考えるけれども、子どもに戻れば自由な発想が可能になります。この何ものにも限定されない空想の力こそが、未来を切り開くのです。

 私たちが柔軟にたくましく生きる基礎となる体力や、幸福を感じながら自由に生きていくための心の力は、「誕生前後の時期」に養われます。最も大切なのは母親の胎内で育つ妊娠中、次が生後13ヶ月までの完全な依存期、そして3歳までの幼児期。その後4歳から思春期にかけて、順々に身体機能を発達させながら、本当の意味での自立が進んでいきます。

 一昨年末に孫のりんが生まれ、昨年12月に一歳の誕生日を迎えました。要求がとてもはっきりしていて、両手に物を持ちながらググッと一気に立ち上がってくる見事な足腰の力があります。
 誕生前後にしっかり気を集めて育てることの重要性は、あまり知られていません。『生まれて育つ いのちの気功 幸せなお産と子育てのために』(春秋社)に書きましたが、現在、古書や電子書籍以外は入手困難になっています。本の形を望む方も多いので、性と妊娠・出産、子育てを今の視点で改めてまとめたいと思っています。

性の力
 生命の出発点に立ち戻ってゼロから始める、その習慣が気功です。誕生前後に必要な心得や、生命の源である「性の働き」について知れば知るほど、気功が深まり、心身が健康になり、生きることが楽しく、幸福で充実していきます。
 日々活発に働く「性の力」を最も体験しやすいのは、骨盤が大きく開いてくる春です。春は性に関係するからこそ、心身の変化が最も大きな季節です。
 新しい年、初めての配信講座「からだの春」では、生命の原点である「性の働き」について、広くお伝えしたいと思います。どなたにも知っていただきたい「お産と子育て」「性のこと」「女であり、男であること」「大人であり、子どもであるということ」……。
 旧暦の春、2月から4月の期間に3回。もちろん体を動かしながら、私の中にある「春」に、はっきりと気づいていきましょう。

https://npo-kikou.com

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