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幼児教育

「益々重要になる幼児教育」

子ども達を取り囲む教育環境は、これから大きく変わろうとしています。今まで以上に学力主義は進むでしょう。同時に、昨日も述べさせて頂きましたが、道徳教育が教科としての扱いとなり、子ども達自身の思考力・判断力・分析力等が備わっていないと、大人(教育教育下の教師・及び時の権力)の一方的な価値観を押しつけられる危険性を孕んでいます。

我が子の子育てに不安を抱えている方は多いでしょう。育児書に頼ってもおよそ平均的な事例が多いので、我が子に当てはまらない事も多いかと思います。育児には、保健所や小児科、そして幼児教室という、安心して相談できる場と人(先生)の存在を大切にして下さい。特に大切な年齢は、3歳までの時期、6歳までの時期、9歳までの時期、そして12歳、15歳、18歳と3年毎に大きく対応が違ってきます。そして、その最重要期が3歳までの誕生から、二足歩行、基礎言語獲得を経て性格・人格を形成する時期です。また、この時期は、指先、手先の神経発達が著しい時期でもあり、コミュニケーションの基礎を築く時でもあります。この時期は、親として、子育ての最も楽しい時期でもあることを忘れないで下さい。

大切なことは、お子さんとの会話であることは何度も述べました。当初は一方的な話しかけに終始すると思います。皆さんのコメントから、「親子で話し合える教材」というリクエストを頂きました。現在、開発に向けて進行中です。今日は、その教材の少し触りの部分をご紹介しましょう。

「読書編」

親子の会話、これはどこから始まるのでしょう。多くのお母さんは、命が宿ったときからそれは始まっています。まだ見ぬ赤ちゃんの事を想う、それ自体が心の会話です。まずは、生まれてくるまでの間、心の中で赤ちゃんと対話・会話をするべきでしょう。それが、時にはお腹に向かって話しかける行為へと進みます。互いに選ばれた者同士です。互いが互いを選び、そして、お父さん、お母さんお二人で選んだ命、一方、赤ちゃんは、お父さん・お母さんを選んで誕生した命なのです。どのように待ちわびているか、今日どんなことがあったか、また天気はどうか、気温は、様々な話題を投げかけてあげて下さい。

お腹の中の赤ちゃんと会話する、その前に、ご夫婦や、祖父母の方々と沢山会話をして下さい。そして、それぞれが仲良く暮らすことが大前提となります。また、花などの植物を楽しむことも良い環境作りになります。動物も良いのですが、それぞれアレルギーのある方は無理をする必要はありません。家庭がリラックスできる場であることが大切です。

赤ちゃんがお母さんの中に宿り、2~3ヶ月過ぎたら、声を出して絵本を音読されて下さい。毎日時間を決めて読んで下さい。お父さんも、お爺ちゃんも、お婆ちゃんも、玩具ではなく、絵本をこの頃から買ってあげて下さい。生まれるまで、沢山沢山読んであげて下さい。時にはお父さんが、時にはお爺ちゃんが、お婆ちゃんが、でも、一番はお母さんです。毎日、同じ時刻に読んであげましょう。絵本など、その光景をイメージして、お腹の中に届けてあげましょう。

生まれてからも、毎日、同じ時刻に読んであげるようにします。赤ちゃんなら抱っこして、または、一緒に寝ながら読んであげます。お座りできるようになったら、向き合って読んであげます。そのときに、赤ちゃんの顔を見ながら読んであげましょう。また、夜寝るときに読んであげても良いですね。このとき、お父さんも積極的に読んであげましょう。こうして、本を読むことが自然である環境をつくって行きます。本は、赤ちゃんや幼児の頭の栄養です。心のビタミン愛です。 つづく

2013/10/21


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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