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算数の得意な子に!

「これからの時代に」

時代の変化と共に、教育への要求も変化してきます。算数教育は、認知心理学の多重知性論の中で「論理数学的知性」として位置づけられ、思考力を必要とする論理性を求められています。考える力は、抽象思考の前に具体的思考が大切で、それは、昨日も申し上げたように、具体的な経験や体験が必要になります。

具体的な経験や体験では、まず料理を上げましたが、買い物も大切な体験的学習になります。以前にも申し上げたように、「選択」をさせることで必然的に思考させる場が作られます。金額も「限定」します。つまり、買い物では「限定」と「選択」が考える為の要素になります。そこに、年齢が上がるにつれ、金額の「多少比較」、金額の「足し算」と「引き算」という算数の概念や要素が加わります。親の立場で考えると、子どもに選ばせるより親の方が早くて確かなのですが、幼い時期から子ども自身に選択させるという経験は、思考力だけでなく、物を見る力、決断力も養えます。選択と決断、社会でも地位が上がる毎に増していきます。是非、生活場面でも「選択」という学習の場を設けてみては如何でしょうか。

数・算数学習は、経験や体験をベースに、次第に抽象的な指導に切り替わっていきます。抽象、つまり、数字や記号といった簡単なものに置き換え考えて行きます。★★★=■■■=3=さん、良く見慣れている数式は、算数の考え方で示した最も抽象的なものと言えます。ということは、その数式に辿りつくまでの考え方が「論理数学的知性」となります。その考え方を元にして、数式を解いていきます。論理性の中の計算力となります。「右の皿にリンゴが5個、左の皿にリンゴが3個あります。リンゴは全部で何個ありますか。」という具体的な事柄を、5+3という式に置き換え、5+3=8と計算します。こうした学習は、既にお解りのように、まず具体的な経験が場面のイメージを作り上げてくれます。その為、生活場面での経験が算数の能力を数倍に高めてくれるのです。

数指導から計算や立式の指導が入る算数指導まで、こうして分析された算数指導が階段を上るように、一つずつ学び能力を高めます。十分遊びや体験を積ませてあげて下さい。その後は、タイル指導を踏まえ、具体物からタイルに、タイルから数字に置き換える指導、数の合成分解、計算指導、文章題指導へとステップしていきます。考える授業、考えさせる授業が展開され、わかる算数へと進んでいきます。

2014/3/18


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

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