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教育の躾け

「賢い子を育てる」

家庭学習の習慣化は幼い内に躾けておくべき、年齢が高くなってからの学習習慣は、遊びやゲーム、友達等の影響から習慣化には時間も労力もかかる。まだ、学習習慣が身に付いていない小学校入学前の年長さんは、入学を目の前に、学習意欲が高まっているので、今から始めるのも一つのチャンスだろう。学ぶことにマイナスなどない。幼い内から学ぶことに積極的な保護者でなければならない。こう言うと、詰め込みとか教育ママ・教育パパなる名称を受ける事になるが、学ぶという知的行為に年齢は関係ない。多くの人は「あの時、もっと真剣に学んでおくべきだった」と後悔の念を抱く、もっと学ぶということに謙虚になって頂きたい。

子ども達の思考力低下が叫ばれて久しい。生活や学習に対する意識の低下はそのまま学力低下を意味している。もっと脳を使うべきで、脳の発達は年齢を問わないと言われている。子ども達の生活や、その中の動きを見ていると、脳を使う場面が少ない子を見かける。知的活動が少なく、興味や関心を持てない子どもは総じて学力も比例して低い。幼児期~低学年のいわゆるシングルエイジは物事に対し前向きな考えをする。このことが脳を活性化する。つまり、子どもの脳が成長発達する時期だから脳自体が積極的に刺激を欲しがっていることを示している。つまり、脳を活性化するには当然のことだが様々な刺激が必要だということが解る。まずは声を出すことだ。それには、会話や音読が効果を上げる。また、身体を動かすことも脳の神経を刺激する。身体を動かすには脳からの指示命令が必要になる。運動は脳を成長させる。

賢い子どもにするには、何度も言わせて頂くが語彙数が必要だ。積極的な語彙数獲得の為の学習を考えていたが、それには、家庭学習が大きな鍵を握っている。その為、専門的な立場から、家庭学習の位置付けをより確かなものとして示し、各家庭で習慣化して頂く指導が必要になる。0歳から年中までのお子さんは、昨日も申し上げたが、会話、ことばがけ、戸外での遊び、そして本の読み聞かせにより「聞く耳」を鍛え、育てて頂きたい。本好きにするにはこの時期の関わり方による。また、同じ本を何度もねだる場合がある。何も多くの本に触れることが大切なのではない。それは後からでもできる。今は、本を好きになることが大切で、好きな本を丸々覚えられるようであれば、それが後に大きな学習の柱になる。

毎日の学習プログラムだから無理は禁物だ。まずは、現年長・小1・小2の3学年を考えて見る。使用する教材は、書写教材・新開発の家庭用漢字フラッシュカード(学年別)、漢字練習帳(配当漢字・筆順・音訓読み・音訓書き)以上の教材を使用する。プログラムでは、毎日行うカードの枚数も指示させて頂く。

繰り返し学習、短期記憶、発声発音、見る学習、聞く学習

  • 漢字練習帳(漢字の書き)

  • 筆順、音読み、訓読み、漢字の前後にあることばの学習

  • 書写練習帳(読む事・書くこと・文を通し具体的ことばの使い方を学ぶ

  • 音読、読む学習、書写による短期記憶と書く学習

この3種を使い、積極的語彙獲得の家庭学習を開始する。単体で漢字を、一行文にある漢字から前後に出てくることばを、そして、文章からことばやそれに関する他の単語を知る。ことばの獲得に関する理解度は、漢字練習の読み書きの練習帳で確認ができる。勿論、漢字検定の学習にも繋がる。これらを、一日の家庭学習プログラムに組み込み行う。ことばは、一つのことばから様々なことばを引き寄せる力がある。今は、漢字のフラッシュカードだけだが、その後、形容詞・動詞・副詞・反対語など、家庭用のフラッシュカードの開発が行われる。ことばの獲得が、その次に展開されてくる思考力を高める学習指導へと発展していく。学力重視の新たな学習指導要領、日本語の獲得が土台となり、英語など外国語の理解と豊富なボキャブラリーを可能とする。(なお、新4年生~6年生の漢字フラッシュも制作が終了。高学年の書写なども開発中)新年度を前に、より高度化する学習内容に早めの対応が学習の余裕を生むことになる。

2013/1/23


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川先生監修!

幼児教室・学習塾のキッズスクールアップル富ヶ谷
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