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寄付が高校生に与えるチカラ|チームCLACKで届けようVol.3

こんにちは、CLACK広報の崎山です。
Webサイトのリニューアル紹介、第3弾やっていきます!

今回紹介するのは「寄付ページ」。
寄付が「CLACKにいる高校生」に、どのようなチカラをもたらしているのか、現場の目線をもとにお話していきます。

私は大阪の大学に通いながら、CLACKのインターンとして活動しています。高校生にプログラミングを教えたり、最近ではクラウドファンディングに関わっていたりもしました。

CLACKにいる高校生たち

彼らがもっている背景や事情は、一人として同じものがないくらい様々です。ただ、一般的な学校教育の場とくらべて、困難をもつ高校生が多く集まっています。

学校に居場所がない、家族の仲が良くない、お金に余裕がないなどの環境的なものや、人と関わることが苦手、自己肯定感がかなり低いなどの心理的なもの・・・他にもほんとに色々な困難があります。

そんな彼らに逆境を乗り越えるための「たくましさ」と、乗り越えたからこその「やさしさ」をもって、社会を担う人になってほしいとの想いから、CLACKは活動し続けています。(画像:寄付ページに込めた想い)

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そんなCLACKの特徴は、
①少人数に長期間(6か月)関わることで「信頼」をきずくこと。
②プログラミング教育とキャリア教育で「スキル」と「選択肢」を持てること。

を大切にしていることにあります。
プログラミング教育を中心に下記のようなことを行っています。

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経済的に困難を抱える家庭の高校生には、教室に通うための交通費の支給・パソコンの贈与を行うことで、参加しやすくなるよう環境を整えています。

高校生の変化

ここからは、CLACKに通っていた高校生の中から2名の話をしたいと思います。

Aくん
彼は大人数が苦手で、初めましての人とは緊張でうまく喋れない性格。(仲良くなるとめちゃくちゃ喋ります。)
また、何事にも完璧を求める彼はプログラミングも完璧主義。
理解ができなかったり、数日前に学んだことを思い出せないとネガティブな状態になってしまうこともありました。

そこで、CLACKスタッフはプログラミングを学ぶ上で大切なググる力(ネットで調べる力)を意識してもらうように声かけをしていきました。

これは、プログラミングや勉強・将来のことなど「分からない」ことを、考える・人に聞く以外にも選択肢があることを意識して欲しかったためです。

半年間CLACKに通い続けた彼は、オリジナルアプリを作りあげられるレベルにまで成長していました。また、わからないことがあれば、まず調べる習慣もつき、集中できる時間が徐々に長くなりました。

最終発表会では、そのアプリ(緯度経度から世界の国名を当てるゲーム)を観客に遊んでもらえるようにセッティングをしました。すると、地理が好きな観客のお一人から「これ、めちゃくちゃ面白いゲーム!!」と言われたんです。その時のAくんの嬉しそうな表情ときたら、、!

アプリを作る時も完璧を求めて、なかなか納得のいくアイデアが出てこないと悩んでいた時期もありましたが、それでもやり切れたのは、彼の意志の強さと、興味のあることを納得いくまで理解しようとするその姿勢があったからだと思います。

CLACKでプログラミング教育を通して、彼の変化を見れたことがスタッフとしても嬉しい限りです。

Bくん
文章を読んで理解することが苦手な彼。学校では英語が得意でないようでした。スマホは使い慣れているけれど、基本的なITリテラシーがまだ低く、少しひやひやするほど。

ただ、彼は人とのコミュニケーションが得意な様子で、やりたいと思ったことに自分から取り組む積極性が光っていました。

そこで、CLACKスタッフはプログラミングを講義形式で話しながら理解してもらうようにしました。(基本は自習でもくもくと学ぶスタイル)
また、ブラウザでの調べ方を教えて自分の知りたいことをすぐに調べれるような工夫していきました。

すると徐々にですが、プログラミングでwebサイトやアプリケーションを作れるようになっていきました。最終発表会では自作のwebサイトを発表していました。

実は彼、同期のCLACK生よりもプログラミング学習が3ヶ月遅れてのスタートだったんです。しかし、出席率が高く、本人の積極性の高さもあって、最終発表会では同期のCLACK生に引けを取らないほどの成長ぶりを見せてくれました。

寄付を集める理由

CLACKに来る高校生たちは、家庭・学校などでしんどさ(困難)を抱えているケースが中心です。そんな彼ら彼女らをサポートするためにCLACKは活動を続けています。

ただ、その活動はCLACKスタッフ・ボランティアだけでは成り立ちません。

・PCの無償提供→寄付していただいたリユースPC
・高校生がCLACKに学びに来るための交通費→マンスリーサポーターや、クラウドファンディングでのご寄付
・キャリア教育→マンスリーサポーターからのご寄付や、企業様からの機会提供
・プログラミング教材→progate様からの無償ライセンス提供
など、CLACKの活動はご寄付によって支えられています。
(足りない部分は、財団からいただいた助成金を当てています。

これらの寄付があるからこそ、しんどさを抱える高校生への教育ができています。本当に感謝です。

これまでは半年間に10数名の高校生と出会ってきましたが、これからは20名、30名、、とより多く、教育機会の提供をしていきます。

CLACKの活動を応援したい!と少しでも思ってもらえたら、とても嬉しいです。

最後になりますが、現在マンスリーサポーターを募集しています。月に定額のご寄付をしていただくことで、より多くの高校生にサポートができます。

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▼過去の連載記事はこちら
Vol1.「プロボノとして見つめるCLACKの魅力」
https://note.com/clack/n/n531af0102412

Vol2.「高校生たちに提供したいもの」
https://note.com/clack/n/nc267f3ac9e54


みなさんのご寄付によってCLACKはよりよい機会を経済的・環境的にしんどさを抱える高校生に届けることができます。応援したい!と思った方はご支援いただけると非常に嬉しいです!!