光の国

今どこにいるかわかるかい?。
なんて質問振っておいて。
わかるわけないよね?。
ここは灼熱の国。
ちょっとでも油断したら。
皮膚がじりじりと燃え出してしまうほど。
打ちつける光がモロなんだ。
みんなは完全防備の服着て自分守ってのかと思うとそうでもない。
だからといって、面の皮が厚くなるみたいに。
刺激が反復されてだんだん抵抗力がついたのかというわけでもない。
だったら元々光に強いとか?。
光に鈍いとか?。
そういうことなのかと思うよね。
全部違う。
想像しうる想像。
くだらなくて笑い話にしたくなるような予想も覆されちゃう。
皮膚が燃え出すほど光に当たらないってだけのこと。
光のもとで勤労するって常識ぶっ壊されるわけで。
つまりさ。
働かなくても。
死なない。
1日日陰でだらだらしてるだけなら。
皮膚焦げることもないでしょ。
そういうことなんだ。
光が有難やと全身に光浴びて汗水垂らして働かなくても死なないし。
立派に正常に生きてけるってことなんだ。
そういうこと見せつけられるよ。
それがこの光の国。
奴隷のように働くのが好きな奴には向かないのかな?。
それとも働くことができなくて気が狂っちまうかもね。
いつか君も訪れてみるといいよ。
楽しく時間を過ごせるか。
気が狂うか。
君はどっちかな?。

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