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1月31日/2023

今朝も相変わらず寒い。

新田次郎の孤高の人を読み終えた。最初は登山のヒーロー物だと思って読み始めたのだが、おもっきりヒューマンドラマだった。ヒューマンドラマって何?。という点から???。なんだけど。加藤文太郎という人は人とつるんでいることを好まず粛々と自身の理念を達成していったわけではないんだな。と思いました。人に近づいたり、人に近づかれたり。それによって自身のコンパスはあっちに振れこっちに振れ。首尾一貫した生き様を見せつけるような脳天気なヒーローではなく。眼前に現れる現実に熟慮し企画し、時に狂ったり、それでも目的は達する、強くて弱いかっこいい人間だったわけですね。人はどうやって生を終わらせていくか。それが超リアルに描かれた作品だ。と思う。自分もこの作品のラストのような光景に包まれ死んでいくのかな?。まさに走馬灯のような最期。

さてそれとは別に次の本。吉本ばななさんのサーカスナイトを読み始めた。七尾旅人さんのサーカスナイトの詩から始まる物語。期待に胸が高鳴る。

帰り道も寒い。今夜は熱燗?。いやいや明日は早起きして出かけるつもりだ。酒はほどほど。早く寝よ。

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