【続編⑱】最後に 「これならできる！運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防指導などで必ず役立つ！」
最後に
1.「健康になる」ことは目的？
「私はね、健康になれるんだったら、死んでもいいんですよ」！？
下手な落語を聞いているような文句のようですが、健康オタクと言われる方はこの感覚に近いのかもしれませんね。。。
健康オタクの人は、健康になることが目的になっている、ということなんだと思います。
健康になったらそれでよし！、なんですよね。
昼間のテレビで、「◯◯は、健康に良いですよ！」と放送された途端に、その商品が売り切れになる、みたいな話はずっと以前から、もちろん今なおよく聞きます。
誰しも、病気にならず、いつまでも健康で元気に過ごしたいと思うのはごくごく普通のことです。
ですから、健康に関する情報に飛びつきたくなることは理解できます。
でもここは冷静になってみましょう。
まずこの世に、健康になれる完全食品はありません。同様にこの運動さえしておけば病気にならない！なんて運動はありません。このベッドと枕を使っておけばずっと健康！なんて寝具も存在しません。
もちろん、医食同源という言葉が示す通り、我々の体を構成する食べ物は、治療と同様に生命を養い健康維持には欠かせない重要な要素ですが、人は大原則として「生老病死」です。食べ物や運動、睡眠、つまり生活習慣によってその年相応の健康レベルを保つことはできても、でも人は年齢とともに衰え、最期は死を迎えるわけです。
ここのポイントは、「その年齢相当の健康レベルをもつ」ということです。運動不足で筋力が低下して体力年齢が実年齢よりも10歳ほど加齢したシニア世代の方が、ウォーキングを始めたら10歳若返った！ということはあるでしょう。
「若返った」と言いましたが、実年齢の体力に戻った、ということですね。ウォーキングをやったら70歳の方が体力のピークと言われる20歳の体力年齢に若返ることはあり得ません。
ですから、その年齢に応じた体力、健康力を持つと割り切ること。
そしてさらに大切なことは、「健康になって、どうしたいの？」です！健康は手段ということですね。心身ともに健康だからこんなことができる！こんな人生の目標を目指そう！！ということではないでしょうか。
不老長寿は人間の願望です。しかしそれは、健康であることが前提ですね。横たわったままチューブを通して栄養を取り込む不老長寿など誰も望みません。
健康で、そして自分の意思で自由に体を動かし、やりたいことができる人生を全うしたいですよね。
健康の定義は人それぞれかと思いますが、私は「すべてのことから自由であること」と思うのです。
そして、自由は自立と一心同体です。この自立には自律が必要です。その自律の重要な要素が健康力だと思います。
2.粋々健幸ライフを目指して！
日々の生活の中で、自分の健康を維持することを「養生」と言います。養生するということは自律心を高めることであり、人生の自由度を広げてくれます。
昨今、well-beingという言葉を聞くようになりましたが、その意味は「持続的な幸せ」です。自律心を高め、自由度を広げる養生、つまり健康づくりはこのwell-beingを掴むことに繋がるのではないでしょうか。
「粋（いき）」という言葉がありますね。意味としては、「気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま」（goo辞典）とあります。私はこの「粋」を「からだも心も頭もスマートな状態」と解釈しています。
そんな粋な姿で自由に生きる幸せな人生を目指したいと思いませんか！
合言葉は、「粋々健幸ライフを目指す！」です。粋々とした健康な人生を歩み幸せを掴む。そんな仲間の輪を広げていくことが私の使命です。
しかし、私一人ではそれは叶えれません。この志を持った保健師さんや管理栄養士さん、あるいは介護施設のスタッフの皆さんの力が必要です。
この「これならできる！運動指導初心者の指南書〜特定保健指導、介護予防運動指導などに必ず役立つ！」を活用いただき、フィットネスを生活の中に取り込むヒントを皆さんにお伝えください。
なかなか文字だけでは伝えきれないところもあり、途中QRコードから動画をご覧いただけるようにしましたが、今後も追加してまいります。
ご質問などがありましたら、下記アドレスまでお知らせください。個々に対応させていただきます。
また、本投稿の内容に即して下記のコミュニティーFMでお話ししております。
奇数月、毎週水曜日、AM9:30-9:40
FM多治見(FM PiPi 76.3MHz)
「たじみ ふるさと walker」
粋き粋き健幸ライフ
パーソナリティー：藤本博子
インターネットラジオですので全国どこでもお聞きいただけます。番組にご質問いただいても結構です。
多くの皆さんからご意見もいただき、皆さんにとってより使いやすいプログラムを今後もつくてまいりますのでよろしくお願い致します。
株式会社NPFC 長谷川弘道
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