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スマホ依存について

夏休みも佳境に入った。

今年の夏の暑さはこれまでにない異常な暑さ。メディアでは常に熱中症のニュースを取り上げ、外に出るな!、運動は危険!とテロップで流している。

私たち昭和生まれの人間なら、夏休みと言えば、ラジオ体操、プール、キャンプ、海、山、川という映像がすぐに頭に浮かんでくるのではないだろうか。

さて、今の子供達の夏休みはどうなのだろう?

この暑さである。ひょっとして、ほとんどクーラーの効いた部屋に一日中居るのだろうか?

そこで何をやっているのか。。。ゲーム、スマホとの睨めっこ⁉️なのだろうか🙁

私は数年前に参加した公衆衛生学会で、子供達の発達障害とスマホの関係についてのシンポジュウムを偶然聴講する機会があり、そこで大変なショックを受けたのである。

1歳児の子どものスマホ使用時間が、3歳児になった段階での自閉症スペクトラムと診断される率に大きな影響をもたらすということであった。

長年、幼児から小学生の子供たちに運動指導をする機会を持って来て、ここ20年くらい前からかと思うのだが、子供たちのある変化が気になるようになった。

それは、『集団活動に馴染めない子供たちが増えて来た』ということである。

年少さんであれば、まだまだ1人遊びの時期でもあり、園の生活でいろいろな行事に参加していく中で集団活動に慣れ、年中、年長と学齢が上がれば運動会や生活発表会などで、その成長に驚かされるのが普通だったのだが、どうもそれが普通ではなくなってきてしまっているようなのである。

同じような思いを幼稚園の先生たちも持っていたようで、時折、「何かがおかしい。何が原因なのか?」といったことを先生方からお聞きすることがあったりして、わがままな子が増えたとするなら、それは親の躾ができていないという各家庭の個々の問題なのかとか、はたまた環境汚染による心身のトラブルといった環境問題が原因なのか。

原因は一つだけではなく諸々の問題が絡んでいることであろうとも考えていたのだが、先のシンポジウムの話は、長年の私が悶々としていた子供達の理解し難い言動を引き起こす一つの原因として、「これは見落としていた!」とガツンと頭を殴られたような気持ちになったことを今でも覚えている。

先にご案内した公衆衛生学会に参加以降、その発表された磯村毅先生が代表を務められる「スマホ依存予防学会」に所属し、初級アドバイザーの資格習得の学びの機会を持ち、幼稚園のPTA講演会や、保護者の方に声をかけ勉強会を開催など展開してきた。

我々の生活の必需品となっているこのスマホ。確かに便利である。しかし、その便利さの裏側にはリスクがあることを多くの日本人が認識していないのが現状。

特に子供たちへの体、心、脳への影響について、我々大人が正しい情報を取得し、どのようにしていくかを考え、行動していくかは喫緊の課題と考える。

そこで、スマホに関する情報提供の場、また、現状の生活においてこのスマホにどう対応したら良いのかを考える場として投稿をして参りたい。

お読みいただきご意見を頂戴し、皆さんと共にこの問題の答えを探っていきたい。


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