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2019/08/22 車を借りていざシチリア島横断。冒険が始まった。

大満足のオルティージャ島観光翌日、前日に血眼で探して予約したレンタカーをピックアップしに行くところからスタート。さて、冒険を始めますか。

宿はシラクーサの新市街にあり、レンタカー屋はオルティージャ島のある旧市街に位置するので朝の散歩。 

途中、今回第一回目の買い付けをした。 歩きながら相方が見つけてくれた、印刷屋さんがオリジナルで作る、トリナクリアやシチリアの風景、そしてシチリアで定番の人形劇の1シーンのコースター。
この、シチリアでたまに目にする兵隊さんがわやわやいる場面はなんなのかとその場に居合わせたお客さんと店主に聞いたら、「Orlando Furioso(狂えるオルランド)」とのこと。調べてみたら、なかなかの勘違い野郎がストーカーまがいに発狂しながら東洋の美しいお姫様を追う話だった。(かなり意訳。笑)
こちらはうちの店に並んでいる様子。 

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そして今回の旅一発目のレンタカー屋Avisに到着。
ここにきてきっちりスーツで真面目に接客をする人を初めて見たので、ゆるゆる島気分が一気に引き締まる。(しかもドイツ系会社だからなおさらそう見える。偏見かしら。) 我々と同じタイミングでピックアップに来たのは、英語圏の老夫婦。外国で悠々自適に夫婦仲良く旅をするとか、理想的な老後だなと思いながらオルティージャ島を後にした。

もはや、我々のイタリア旅は車とは切っても切り離せないのだ。
 いざ、出発。 

その時の写真が、このマガジンのカバーにもなっている写真なわけです。 

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最初の目的地は、シチリアで一番陶器が有名なまち、カルタジローネにした。前調べなしでシラクーサの宿のドックに聞いた。その場の匂いで、ぶっつけスタイルで商品を見つけようという姿勢はどうやら治らなさそうだ。

途中、ちょっと良さげなビーチを見つけてチャプチャプしたり(強風すぎてすぐに退散。ビーチパラソルがすぼむくらい強風。)、

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スーパーでキッチングッズを買い付けをしたり(ちゃんとお仕事も)、
そのスーパーで大好きな桃味アイスティー大容量ペットを見つけて興奮したり(私のイタリアの夏フラグこれ)、そのスーパーが気に入りすぎて、惣菜コーナーで大量に買い込んで即席ランチしたり、、

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シチリアといえばのメカジキがうんまー 

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 そしてお昼過ぎ、これもドックに聞いたノートという街に立ち寄った。  

バロックの建物たちが美しく、荘厳な大聖堂の周りには何やらドレスアップした煌びやかな人たち。何かしらと後を追っていくと、なんと結婚式が。そして、その大聖堂の向かいにも人混みができており何かと振り向くと、大きなステージが。結婚式のイベント用かと思いきや、水着姿のイタリアンギャルたちがわらわらと。見慣れぬ光景に驚きつつ、情報を探すと、それはどうやらミス・イタリアの選考会のリハの様子。 

 ドウオモ広場のあっちでは神聖な儀式、こっちではイケイケなショー、なんだか映画みたい、とこれぞイタリア感を浴びせられた。 

 広場のあっちと

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こっち

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こんなんパノラマでも撮りたくなっちゃう
 世にも奇妙な半人は相方。

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その時の様子をインスタにあげていた。ミスイタリアの卵たちの、踊りをやらされてる感の動画も必見です。やる気があるんだかないんだかの、若者特有の雰囲気でとりあえず指示に従い流しで動いている感じがなんとも滑稽。 

結婚式は、関係者以外立ち入り禁止なのかと思いきや、各人おもいおもいに観光客も教会を見学したり、新郎新婦を見つめたりしていたので私たちも野次馬で参加。こういう、ゆるくみんなに祝福される感じ、良いな〜〜〜


後で知ったんだけど、どうやらこのノート大聖堂ではこの前年にイタリア1のインフルエンサーであるキアーラ・フェラーニと人気ラッパーFedez(フェデス)の結婚式が盛大に執り行われたらしい。なるほど、そういう意味でもこの街はイタリア人に人気なのかもなと妙に納得した。

何故か出会ったバンクシー展(正直これだけ?!感がすごかった) こんなのもありました

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ノートはベランダの装飾が面白いとのことをネットで見つけ、注目してみた。こういうのん好き。

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しばしそんな気分を楽しみつつ、遅くなる前にとカルタジローネを目指す。 その間、今日の宿に目星を付ける。

毎回毎回ギリギリに車中でスマホとにらめっこ、ちょっと焦るし車酔いしそうになるけどこれがやめられない。思いつきファーストも甚だしい。 

さっそく、Booking.com経由で宿主から連絡が来た。しかも、立て続けに「Ciao, いま君にWhatsAppでメッセ送ったよ」となんともカジュアルなメールが来た。
さっそく、WhatsAppを開いてみる。欧米ではだいたい連絡でこれを使っていて、海外版のLINEというイメージ。それにしても、最近の宿はこういう友達みたいなやりかたなのかと驚く。

そして、この宿主と密に連絡をとる感じ、これはフロントがなく宿主に直接鍵をもらうAir B&Bのタイプだろうなと気づく。 なんたって、宿主も常に宿にいるわけではないから、宿泊客とちゃんと集合できないと大惨事になるわけだ。そうじゃないと、彼らもうかうか飲みに出かけられないだろう。
だからこそ、宿泊客と友人のように密に「いまどこ?いつ着く?」とSNSでやりとりするわけか〜 

どうやら、宿はカルタジローネの旧市街にあり、その外側の新市街まであちらも車で迎えに来てくれるらしい。

しかも、なかなか駐車場事情が難しいところなので(イタリアだいたいそう)、自分の宿の前の駐車場の空きを探しといてくれると。なんて優しいの!! 

「Notoから出発したから、あとだいたい2時間くらいで着くよ」とGoogleマップの到着案内から少し水増しして連絡。 「そこからだと、普通1時間半くらいだよ」とすぐさま訂正が入った。なんとも正確!とても信用できそうだ。

 そして、なんと「夜ご飯は食べるの?レストランお勧めのところ席を予約しておくよ」と。なんて優しいの!!!  

もうカルタジローネに着く前から、素敵なことが起こる気がして止まない。 車は順調にカルタジローネ新市街までたどり着いた。 

 我々の旅にしては、なんともスムーズな滑り出しだ。
そう、なんともスムーズに。

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8月22日は長い....後編↓


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