見出し画像

三者三様のお家事情

 我が家の最初のペットのマルちゃんのハウスは、ダンボールをくり抜き、蒲鉾の板で表札を付けた手作り。

 二番目のぴーちゃんは新調したサークル。

 最後のななちゃんはぴーちゃんのお下がりのサークルをハウスとして使っていた。

 マルちゃんもぴーちゃんもななちゃんも、ハウスにはなんの躊躇もなく自分の場所だと認識してくれた。

 ただ、それぞれサークルに対する認識は違っていた。

 マルちゃんはあってもなくてもどちらでもいい感じだった。

 ぴーちゃんにとってサークルは、お仕置き部屋のようだった。

 イタズラをすると、しばらくサークルでの禁固刑に処されていたから。

 入れられると早く出たくて仕方がなかったようで、扉の鍵がかかってないと分かると前脚でそっと開けていた。

 ななちゃんはサークルに入れられてもお仕置きとしてではなかったので、自ら進んて入ってくれた。

 むしろ、自分のテリトリー感が強かった気がした。

 いったんサークルに入と、扉が開いていても出ていいよと声がけがあるまで出てこない。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?