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【伊藤優作】 自分のキャリアは自分で考える #NewsPicksアカデミアレター

こんにちは。
NewsPicksアカデミア、幻冬舎サイドの運営メンバーの伊藤です。

今回は、自分の周りやSNSに多い、若手ビジネスパーソンについて感じている事を書きたいと思います。

「会社辞めたい」とつぶやき続ける若手たち

私は今年で大学を卒業して3年目になります。
卒業と同時に社会に出たので、世間的には3年目の若手層に属しています。

同年代の友人は、卒業と同時に働きはじめた「社会人3年目」の人材と、大学卒業後に大学院に進み、今年の4月から社会人になった「社会人1年目」の人材が入り交じっています。

食事の席では、各人の課題感や問題意識の違いが如実に出てくるのがおもしろく、学生時代よりも深く付き合うようになった友人も出てきました。

ただ、そんな刺激を得られる話ができる人たちは稀で、大多数を占めるのは、会社や仕事に対してネガティブな感覚を持っている人達です。

直接会える機会が学生時代に比べて減ってしまった今では、SNSで発信される仕事や会社に対する苦痛、非難の声だけが近況を知る術になっており、
そのような声を目にするたびに、彼ら、彼女らを自分の周りのビジネスパーソンと比較をしてしまうのです。

アカデミア運営メンバーを比較対象に挙げるのはちょっと乱暴な気もしますが、圧倒的なスピード感で膨大な実行量をこなしているこの集団の中に、
そんな事をつぶやく人は1人もいません。

これはメンバーが「意識が高い系」や「エリート」と呼ばれる限られた層だからという理由ではなく、各々が自分の仕事のと、やりたい事、やれる事をしっかりと関連付けられているためであり、そういう場を各々が選んでいるためです。

自分のしたい事から逆算したキャリア選択をしていない。

このようなミスマッチが起こっている若手が「会社やめたい」とつぶやき続けているのです。

ミスマッチの原因はなにか

彼ら、彼女らが会社や仕事に対してネガティブ感情をもつ理由としては、

①自分のやりたい事、やれる事が不明確(自己検証の不足)
②会社に属する事で何を得たいかを考えられていない(目標設定が不十分)
③そもそも働きたくない(労働へのモチベーションの低下)

の3つがあると思っています。

私は所謂就活失敗組で、卒業のタイミングでも就職先が決まっていませんでした。

なんとか人づてに地方のケーブルテレビ局に入社しましたが、そのタイミングで自分の今後について深く考える機会を得ました。

このタイミングで考えたことは、学生時代の就職活動の時とは視点も密度もまるで違ったもので、自分のキャリアを本当に自分事として考えた初めての経験だったと言えます。

学生の時は働くということに対して明確な実感とビジョンを持てる人は少なく、それ故に入社したタイミングで理想と現実とのギャップに苦しむ事になる。というのはよくわかります。

ただ、ギャップに苦しんだ時に取るアクションは、SNS上で毒を吐く事ではなく、いかにこの状況を改善、打破できるかという思考の時間をどれだけ持つか。という事ではないでしょうか。

その思考の時間をどれだけ作り、会社を使って自分がどうなりたいのかを考える事が、若手には必要なのだ。

友人の投稿をみながら、そう感じる今日この頃です。

2018/07/12 伊藤優作

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