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2月に読んだ本たち 

2月は3冊の本を読みました。

今年はなるべくたくさん本を読みたいなぁ。
読みたいんだけどなぁ、、
普段は昼の休憩時間や夜、子供達を寝かしつけてから、休日などちょこちょこと読み進めていますが ここ最近は子供たちとお布団に入ると最後、寝落ちすることもしばしば・・
どなたか回避法あれば教えて欲しい!子供たちだけではまだ寝れないんだよなぁぁ。。すぐ「まだ寝れないの・・」とお呼びがかかるの・・

すみません、少し脱線してしまいました。
そんなこんなが続きまして、今回は3冊と少なめでしたが読んだ本の感想をそれぞれ残しておこうと思います。

読んだ本



墓じまいラプソディ

墓じまいラプソディ

最近はテレビや雑誌でも終活問題をたびたび目にするようになってきた。
そうなると「もし、私(もしくは夫)が今いなくなったら?」なんて話をけっこう真剣にしていたのだけれど私と夫は鹿児島出身でもちろん先祖のお墓は地元にある。
もし。なくなったらそこに入るわけで、
でも、もし、今わたしが先になくなって一人だけ鹿児島のお墓に入るのは何だかちょっと寂しいな、とその時思ってしまった。
だって私が入るのは嫁ぎ先の夫の先祖が眠るところであって私が先に入ったところで夫や家族がいるわけではない。

結局はいなくなった後のことは自分自身にもわからないことなので、どうもこう無いと言えば無いのだけど、子供たちも会いに来てくれなかったらそれはそれで悲しいかも、と思ってしまった。
わからないことなのにね。
でも逆も然りで、夫がもし今。なくなってしまった場合、たとえ話せなくても、毎日心の中で思っていても、私は自分のそばに、夫のそばにいたいのではないか、と思った。それなら夫と二人でもいいかもと思ったり・・

でも実際、いまそうなったら親の意向もあるだろうし、わたしたちだけでどうこう出来ない問題なのかも。
そんな時に本屋で見かけて、「面白そう」と手に取ったのがこの本。

時代が進むにつれて考え方もシフトして行ったり、常識が変わっていく。
それでも昔ながらの習わしや良い知恵もあったり、それがためになる場合もあるわけで、自分の親世代、これからの未来を生きる世代、それぞれの立場からの悩みが伝わる1冊。

うちはけっこう昔からお盆やお彼岸、お墓参りや仏壇にお供えをしたりと毎日、毎年、それが当たり前な部分もあったりしてたけど、でもそれを丸々継いでいくって大変なことなんだよなぁと改めて思った。
いろんな立場の苦労や悩み事も分かりやすくって墓じまいっていうテーマなのに重い文章ではなくて面白かったな。
なんとなくだけど、女性の方が読んでいて「うん、うん」ってなるような気がする。帯にもあったけど
「大事なのは、今、生きている人じゃない?」
って事なんだよな、お墓に限らず、ずーっと昔ながらの考えややり方を変えていくのって始めは抵抗があると思うけど、住んでいる”今”に合わせて変化が求められているのかも知れない。

さいはての彼女

さいはての彼女

季節的に3月が近づいて、すごく。すごーーーく旅行にいきたい気分。
私、旅行は好きだけどまだ一人旅というものをしたことがなくて。
友達が住んでいる都道府県に1人で行ったり、1人で帰省するとかは何度かあるけど見ず知らずのところへ一人で行くという経験はない。人生で一回はしてみたい。

「さいはての彼女」を読んでいるとそういった一人旅への憧れも高まるし、旅先での人の出会いや、ハプニングって自分の中の強い思い出や経験になるんだろうな、と思う。ナギちゃんがめちゃくちゃかっこいいの・・!

あと、全く訪れたことはないのに本で読む景色ってどこか昔、行ったことあるような?想像で読むから?訪れたことのあるような懐かしさが込み上げてくる。いいね、旅は。サクサクと読める文章なので読み終わるとポジティブな気持ちが高まっているし、旅行に行きたきなる一冊。
とは言っても現実、本やドラマであるような旅先で意気投合して残りの期間を一緒に旅したり、「また会おうね!」「今度は一緒にまた別なところへ行きましょう!」なんてことが人見知りで疑い深い私が出来るのか?
・・・正直、今は、、できない気がする。

でも、自分でもここ何年かで絶対に変わらないだろうな、と思っていた考えとかが少しずつ変わってきてるから。これは。。成長と言っていいのかわからないけれど。現地の人とおしゃべりしたり、その土地のお話を聞いたり。楽しそうだな。
いつか訪れるであろう大人の一人旅に期待・・!


全部ゆるせたらいいのに

全部ゆるせたらいいのに

この本はSNSで知って読んでみたいと思った。
読んだ人の感想を見ていると「とにかく辛いけれど一気に読んだ」と言ったものが多くて私も読み始めたのだけれど、本当に一気に読んだ。
千映のお父さんに対して何度も”もう、、いい加減しっかりしてくれよ!”って怒りや悲しみ、諦め、いろいろ思ってしまうのだけれど、お父さんの娘(千映)を思う気持ちも伝わるものがあるし、千映の気持ちもわかるし、お母さん側の思いも自然とわかる。すごく、すごくギューっとなった。
苦しい。
でも、この家族がどうなるのか、結末がすごく気になって止まらなかった。

家族だけどゆるせないことがある、許してあげれることが出来たならどんなに楽なことか。酷いこともされても、辛いことを言われても愛されていた過去もある。愛したい、愛されたい、
信じたいのに信じれない、”家族”を諦めたい、諦めたくない、
千映の幼少期から自分が母親になるまでの人生の流れも含めて家族愛に溢れた話だと思った。辛い、って読みながら何度も思ったけど、でも読んでよかった。そして無性に親に会いたくなった。

この紹介順に読んだら、ちょっとギューとなったので今、成瀬を読んでます。面白い!それはまた来月に!


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