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【確定】新NISA投資先(小型株の重要性)

SBI証券では、今週の土曜日(11月18日)から新NISAの積立投資設定が可能となりますね。

楽天証券からSBI証券へのNISA口座の移管も無事に完了し、新NISAに向けた準備も最終調整の段階に入っています。

前回、新NISAの投資先をご紹介しましたが、一部変更した上で、今回確定させましたので、記事を書いていきたいと思います。

新NISA投資戦略の大筋が決まる。|np2030@資産運用 (note.com)

我が家では、夫婦で新NISAを運用しますので、投資可能限度額は3600万となります。

確定した投資先は以下のとおりで

2024年から夫婦で運用

<変更点>
〇 SBI・V世界小型(除く米国)をニッセイSOX指数インデックスに変更
〇 投資比率を変更(オールカントリーを50%→35%に引下げ)

投資先及び比率を変更したことにより、信託報酬が0.13%から0.17%と高くなりましたが、その分、アグレッシブな戦略に切り替わりました。

変更理由について説明します。

当初、投資を予定していたSBI・V世界小型(除く米国)については、設定日から5か月が経過しましたが、純資産が1億2900万と極めて小さく、過去のパフォーマンスから鑑みても、今後大きな資金流入があるとは考えにくい点から外しました。

純資産総額が低いということは、一人当たりの経費負担が大きくなります。

つまりは、余分なコストが発生する可能性もあり、ファンドの安定運用にも影響が及ぶかもしれません。

新NISAのように長期運用が前提であれば、純資産総額が小さく、繰り上げ償還のリスクを背負ってまで投資する必要は無いという結論に至りました。

しかし、みんな大好き「eMAXIS Slim全世界(オールカントリー)」の最大の弱点は「小型株」を含んでいないことです。

究極の世界分散を図るのであれば、本来は「小型株」も含めるべきなのですが、残念ながらオールカントリーには含まれていません。

インデックス投資家が聖書のように崇めている「ウォール街のランダムウォーカー」は、次のように述べています。

 私は、もし一つだけアメリカ株のインデックス・ファンドを買うとするなら、S&P500ではなく、市場の動きをより反映していると思われるラッセル3000を勧めたい。
 過去90年間のアメリカ市場の推移をみると、総じて小型株のパフォーマンスが大型株を上回ってきた。
 例えば、長期平均で見ると小型株ポートフォリオは年平均12%以上のリターンを上げたが、同じ期間のS&P500に含まれるような大型株のリターンは約10%であった。
 主要なブルーチップ銘柄に比べると小型株のリスクは高い。
 しかし、分散投資でリスクを軽減した後の小型株ポートフォリオは、ブルーチップ銘柄のポートフォリオよりもかなり高いリターンを上げる可能性がある。

ウォール街のランダムウォーカー(原著第13版)

オールカントリーに投資するインデックス投資家は、ウォール街のランダムウォーカーという書籍の名前ぐらいは聞いたことがあるでしょう。

私も何回も読み返している本ですが、著者のバートン・マルキールは小型株投資を推奨すると結論付けています。

世界小型株インデックスの投資先で有名なファンドといえば、「SBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンド」という商品があります。

こちらも、SBIアセットマネジメントから出されている商品で、米国を含む世界の小型株式市場に分散投資ができるインデックスファンドで、信託報酬も0.311%と低く設定されています。

小型株はSBI-EXE-iグローバル中小型株式ファンドに投資しようかとも検討したのですが、同商品はファンドオブファンズの投資形態(ファンド内で米国小型株と米国以外の小型株にそれぞれ投資する)であるため見送りました。

現時点では、SBI・V米国小型株の信託報酬は0.11%とかなりコストが安いため、パフォーマンスが悪く、純資産が小さい米国以外の小型株に敢えて投資する程の理由が見当たらず、投資先から外したわけです。


今回は新NISAの投資先が確定しましたので、記事にしました。

投資比率は管理しやすいように、5%単位で設定しています。

全世界株55%、テクノロジー株45%と攻めのポートフォリオに至りましたが、なかなか面白い運用成績になるのではなかろうかと今から楽しみです。

次回は、投資先の5つのファンドについて記事にします。

新たに投資先に選定したニッセイSOXインデックスを含めて、選定理由を書いていきたいと思います。

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