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小型成長株への投資は失敗に終わる。上場来最安値更新と今の心境を語る。

次男が4月に少年野球チームに入団してから、土日休日はずっと天気に恵まれていた。お陰様で次男はたくさん練習が出来て、野球も上手くなっている。しかし、常に子供に付き添わなければならない親にとっては、平日フルタイムで仕事をして、土日も終日野球となれば、40過ぎの年齢には体力的にかなりしんどい。

今日は、雨予報だからおそらく野球は無いだろう。

まだ、「休み」の連絡は無いが…(苦笑)

久しぶりに家でゆっくりと過ごせそうなので、まずはnoteの更新から1日をスタートさせたいと思う。

今日は、タイトルにもあるように、ポートフォリオの中で最も大きな問題を抱えている小型成長株(N社)について記事にする。

かつて、N社は資産の50%以上の比率を占めていたことがあったが、今では5%を割り込むほど、存在価値が薄れている。

N社の保有株数は1500株。

5月はN社の第1四半期決算があり、決算結果にサプライズが無かったことから、泣く泣く500株を売却した格好だ。

3月、5月と500株ずつ、合計1000株を売却したことで、今年は約180万円の損失を確定している。

3月に売却した時の株価が1200円、5月が990円だ。

そして、今の株価が890円。

決算後、とうとう上場来最安値を更新してしまった。

最近、毎日考えていることがある。

残りの1500株も早く処分して、すっきりしたい。

しかし、上場した時から注目していて、3年も保有していると、「明日にはビッグニュースが出るのではないか」「今が底なのではないか」という淡い期待が頭を過ぎる。

そして、大きく膨らんだ含み損を全て損失確定することが悔しくなって、処分できない自分がいる。

今ここで、全売却した場合、上場後、最も低い株価で手放すことになる。

それでも、約130万程度の資金は確保できる。

総額500万を超える非常に手痛い損失を確定させることになるが、数か月前の1200円の株価まで戻すことさえも、今となっては厳しい状況にある。

このまま保有株を放置すれば、株価は上がるどころか、半値まで下がる可能性も否定できない。

確かに小型成長株は、ボラティリティ(値動き)が大きく、当たれば10倍を超えるとてつもないリターンを生み出す可能性を秘めているのは事実だが、そんなお宝株を発掘できる可能性は極めて低い。

「この経営陣、この事業内容であれば、数年後には間違いなく株価は大きく上がるだろう」という浅はかな独自理論が投資の失敗だった。

投資で失敗する人は、私のような変な自信に満ち溢れている人だ。

私は未来予測が好きで、本を好んで余分な知識を植え付けていた。

凡人投資家はこれらの知識も、投資に活かそうとは考えない方が良いだろう。

私のような凡人投資家は、下手に投資の知識など身に付ける必要は無く、コツコツとインデックス投資で資産を積み上げるべきだった。

後悔先に立たず。

リーマンショックで失敗した教訓が全く生かせず、早くFIRE(リタイア)したいという焦りから、今回は小型成長株で大きな失敗をした。

もしかすると、20代で失ったリーマンショック時の損失額よりも、小型成長株での失敗は大きいかもしれない(苦笑)

私は「短期で儲けよう」という欲に負けてしまった。

今はN社に対する気持ちは完全に冷めていて、期待も殆どしていない。

それでも、N社の株を保有する理由。

それは、損失を確定するのが悔しい。

いや、単に失敗(負け)を認めたくないだけなのかもしれない。

日米株高と歴史的な円安ドル高の恩恵を受けて、多くの株式投資家が資産を増やし続けている2024年。

日本の小型成長株という外れくじを引いてしまったのは自己責任。

読者の方に忠告するとすれば、投資に近道は無い。

投資に余計な知識はいらない。

株式指数をただ買うだけのインデックス投資が最も賢明な投資手法だ。

N社の株式を今後も保有し続けるのか、6月以降も葛藤が続きそうだ。

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