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プーチンが初めてウクライナの「戦争」に言及 - ゼレンスキーDC訪問に対抗し

2022/12/24

プーチンが初めてウクライナの「戦争」に言及、ゼレンスキー氏のワシントン訪問に対抗して

これは、ウクライナ紛争が何年も続く可能性があるという、10カ月以上にわたる戦闘の中でこれまでで最大のシグナルとなったかもしれない...。

ロシアのプーチン大統領は、約10カ月前にロシアの隣国への本格的な侵攻を開始して以来初めて、ウクライナでの「特別軍事作戦」を「戦争」と呼んだ。

プーチンは木曜日のテレビ会見でこう述べた。「我々の目標は、軍事衝突のフライホイールを回すことではなく、逆に、この戦争を終わらせることだ。この言葉は、ゼレンスキーが水曜日の演説で、将来の「勝利」を口にしながら、戦車、戦闘機、より長距離のミサイルを許可するようアメリカの議員に迫ったことに、クレムリンがまだ反応しているときに発せられたものである。

今年2月24日に始まったウクライナ侵攻作戦について、ロシア大統領をはじめ、国営メディアの専門家も含めて、これまで「特別軍事作戦」という公認の言葉を使うことに慎重であった。

4月にマーク・ミリー統合参謀本部議長が議会で、この紛争の解決には「何年もかかる」と予想したことがある。

「まだ、少し早い。戦争が始まって1カ月余りとはいえ、ウクライナには地上戦が多く残されている」とも述べた。「しかし、これは非常に長引く紛争であり、少なくとも年単位で測定されると思う。10年というのは分からないが、少なくとも数年であることは確かだ」と述べた。

「NATO、米国、ウクライナ、そしてウクライナを支援するすべての同盟国とパートナーは、かなりの期間、これに関与することになると思う」。

今週、米国のジョン・カービー国家安全保障報道官は、プーチンは「明らかに今、外交に興味がない」と断言した。

「全く逆だ」とカービーは言った。「彼は、より多くのウクライナの民間人を殺し、冬が近づくにつれて明かりを消し、暖房を消すことに興味があるのだ」と主張した。

また、プーチンが「戦争」という前代未聞の言葉を選んだのは、ウクライナのゼレンスキー大統領がワシントンを訪問してバイデン大統領と会談し、議会で「絶対勝利」を誓う演説をした翌日であることも注目すべき点であろう。

以上