「豊かさ」を追い求めて

画像1

7年間の社会人生活を経て、気づいたことがある。
地位や名誉で人が判断されてしまうということ。
ニコニコ笑ってる人が「いい人」認定されてしまう人たちが多いこと。
自分は神経がむき出しの状態で、外に出ると少しでも強い風が当たるとヒリヒリする感じ、ちょっと敏感な時期を長年過ごしていたように思う。

死ぬこと以外はかすり傷だ、という言葉があるけど
なんてわざわざかすり傷を負わなければならないのか。戦地なの?ここ?

自分の生活や、制度に不満を感じていても、「こういうものだから」と諦める人も居れば「他にやりたいことがないから」という人もいる。
こういうものだから、は、自分の感情に蓋をした上で出てきた言葉で
他にやりたいことがないから、は、果たして今その仕事で貢献出来てるの?とも思ってしまう。
知らんけど。でもとにかく、違和感を感じていた。

そんな時に出会った人々は、楽しい音楽と、美味しいごはん、美味しいお酒で、柔らかい人たちが集まっていた。

「環境は作っていける」と実感した。

果たして私はどこからスタートしようか。何をしようか。
学生時代、学校の授業がビックリするくらいつまらなかった。日本の教育制度ってどーなってんだろうなぁ。地方創生。わざわざなんでみんな東京に住んでるんだろうなぁ?自給自足の生活って、なんだかいいなぁ。

朝3時に起きる生活の中で、ラジオ深夜便は欠かさず聞いていたが、たまたまその日は少し遅めの起床で、マイあさ!を聴いていた。

そこで聞こえてきたのが、陸前高田市で特定非営利活動法人SETで活動をされている岡田 勝太さんのお話だった。
「Change Makers’ College」というものがあるらしい。どうやら4月から4期生がスタートするらしい。ほう。これに参加してみたいなぁ。デンマークのフォなんとかをモデルにした?世界で一番幸せな国?学び直し?被災地??空き家活動???

キーワードがビシバシ来た。
私は朝の忙しい時間の中、時折仕事の準備をする手を止めて、スマートフォンのメモにキーワードを打ち込んだ。
時刻はまだ朝の5時、外は暗かった。

翌日早速連絡をした。
ラジオに出演されていた岡田さんからの早速返信が届いた。
素人ライターだけど取材をさせてくれないか、交通費や宿泊費、食費等は全てこちらで出すが、取材料は出せない。
それでも快諾してくださった。
初めての取材交渉が成立した時、「よっしゃーーー」と思わず声が出た。
嬉しかった。そしてこれから新しいことをしようと思っていた自分が、ようやく切符を買えた気分になった。

それから迷うことなく退職をし、翌週には夜行バスで岩手に向かった。

【補足】
実際に取材させて頂いた記事の公開はその日が来るまでお待ちくださいませ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?