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TEDを100本以上観たマニアがオススメする、幸せに関する驚きのTED5選

以前に辛い時に観てほしいTEDをご紹介しました。最近また素敵な価値観を紹介してくれるTEDを観たので、近々第二弾を執筆したいと思います。

今日はそれとは逆に幸せに関するTalkのまとめです。

1. 幸福と成功の意外な関係(ショーン・エイカー)

私たちが「成功したら幸せになれる」 と考えているからです 。私たちの脳はそれとは逆の順に働くのです。現状へのポジティブさの度合いを引き上げられれば、その人の脳は「幸福優位性」を発揮し始めます。つまりポジティブな脳はネガティブな脳やストレス下の脳よりもずっと良く機能するということです。

ショーン・エイカーさんはポジティブ心理学の第一人者です。

幸福度を高めてくれる活動や行動を積み重ねることで、結果的にプライベートでも仕事でも成功に近づくことができると問うています。

科学的な観点からどうしたら人は幸せを感じながら暮らせるのかに取り組んだ研究者がたどり着いた結論とは。幸せを追い求めてもたどり着けないかもしれないという不安があるとしたら、一度観てみる価値があると思います。

2. ボディーランゲージが人を作る(エイミー・カディ)

これは私が高校生だった頃に観て感銘を受けたTalkです。

私たちの身体は、周囲の環境や状況に合わせて身振りを変えています。勝利を迎えた時にガッツポーズをしたり、恐怖を感じた時に縮こまったり。それらは本能に刷り込まれた自然な反応です。

エイミー・カディさんはその逆、すなわち姿勢を意図的に変えることがホルモンレベルで私たちに影響を与えるのかを研究しました。

Power Poseと表現されるポーズを2分間すること。人生の強力な味方を教えてくれるお話です。5,800万回再生されているTEDの中でも相当上位な一本、ぜひどうぞ。

3. 30歳は昔の20歳でありません(メグ・ジェイ)

晩婚化やモラトリアムといったことが言われる現代の世の中ですが、20代をどう過ごすかがとても大事になると言います。

結婚に備えるのに最適なタイミングは適した相手に会う前です。つまり仕事と同様に恋愛に対しても意識して行うべきなのです。家族を選ぶということは、たまたま自分を選んだというだけの人と漠然と一緒に過ごしたり時間を潰すということではなく 誰とどのようなものを望むか意識して選ぶことなのです。

「アイデンティティ・キャピタル」という概念が登場します。将来の自分の理想像に近づくために自分自身に投資をすることを指します。

投資先はスキル、人間関係、人としてのあり方などなど、多岐に渡ると思います。どこに向かっているのかを意識して生きることで、毎日の見え方が変わってくるかもしれません。

4. 幸せを目指すだけが人生じゃない(エミリー・エスファハニ・スミス)

幸せは訪れては消えてしまいます。でも人生が本当に充実していれば、物事がまったく上手くいかなくても 生きがいがあることで踏ん張れるのです。

生きがいを構成する4つの柱を紹介します。そのうちの1つがストーリーテリングです。人生の物語は編集し、再解釈し、語りなおすことが出来ると強いメッセージを発信します。

この記事に興味を持ってくださったということは、少なからず「幸せ」を求める心をお持ちのはずです。そんな皆様に、一歩進んだ世界線をもたらしてくれます。

5. 私たちが幸せを感じる理由(ダン・ギルバート)

話を進める前にここで簡単なテストをしてみます。ここに2種類の違った未来があります。これら2つを疑似体験してみて、どちらの方が好ましいか教えてください。ひとつは宝くじを当てる未来です。これは3億円くらいはありますね。そしてもうひとつは下半身麻痺になる未来です (笑) さあ考えてみてください。

人が未来の感情を予測するのがめちゃめちゃ下手くそであることが明らかになっています。悲しさも嬉しさも、数ヶ月後にどう感じているかを予測できないものです。その結果がどう外れるのかを教えてくれます。

「人工的幸福」と「自然発生的幸福」。心が幸せを感じるメカニズムがわかる一本です。

まとめ

幸せは簡単なようで難しい。「ストレス」なんて言葉の意味を知らなかった頃に戻れるなら戻りたいと思うこともある今日この頃です。

最近自分の人生史みたいなものを書いてみて、感情の起伏とか幸せの浮き沈みを振り返ってみました。いろんな考え方に触れながら、自分にあったものを取捨選択して生きていければ嬉しいなと思う次第です。

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