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イスタンブールの物価が高すぎる話

さあいよいよフライト時間だ。
久しぶりの長距離フライト、そして初めてのイスタンブール乗り換えだ。
まず早々に預け入れ荷物のロックをし忘れたことに預けた後に気がつきもうフライトどころではない。やってしまった、、とそわそわしながら、スタッフが来るのを待つこと1時間。
やっと来てくれて、相談したところ日本から行く便に関しては恐らく大丈夫だろうとのことで、このまま出発することになった(というかもうどうにもできないとのこと。そりゃそうだ)


まずは羽田からイスタンブール空港まで13時間(くらいだったかな)
そこからフライトまで待ってヒースロー空港まで7時間(くらいだったかな)
隣の席のカップルはとても良い方で、特に奥さんの方は海外行き慣れてそうな雰囲気だった。60代くらいだろうか。
白ワインを片手に映画を見ているご婦人はとっても優雅でナチュラルな雰囲気がしていた。素敵だ。



寝ないように頑張っていたが、気がついたら5時間爆睡していた。
よく寝た。
イスタンブールに着いたが、みんな行き先がバラバラで(当たり前)どうしたら良いかわからなく、軽くパニックになった。
当たり前だが国が違う為、一度入国手続きをして(一回トルコに入って)からでないと先に進めないのだが、イスタンブール空港がまあとにかく広い。
久しぶりの海外、乗り換えでわけわからなくなっているところに一人の日本人のお姉さんが声をかけてくれた。
「どこで乗り換え手続きですか?」
私もわからないので、電光掲示板を見ながら
「ここに出るんですかねえ…」
とお互い話していたが、いやそんなわけがないだろうとお互いに気がつき、なんとか二人で入国手続きをした。


このお姉さんがいなければ乗り換えできなかったと思う。本当にありがとう。。
念のために今一度言うが、イスタンブール空港は”とても広い”ので初めて乗り変えする人、海外旅行に慣れていない人は乗り換え時間に余裕を持ってフライトを組んだ方が良い。


なんとか入国審査を通過して、お互いのフライトまで時間を潰すことにした。
お姉さんは彼氏に久しぶりに会いに行くと行っていた。「もう彼氏なのかもわからないけどね!」と。それでも会いに行くと選択したお姉さんからは優しさと愛情を感じた。
休職中に行くなら今だ!と思い立って今回来たと話してくれた。
やはりまとまった休みが取れやすくないと中々来れないよなあなんて思い、私の今回のプランを聞いてもらった。
そしたら初めてで一人でヨーロッパに行くのはすごい、度胸があると言ってくれた。
とっても嬉しいしありがたいが、表に出していないだけで心中不安100%マックスなのだ。
そしてその言葉でそんなに治安悪いのか…?と更に不安になったが気にしないことにした。
今はこのお姉さんとの会話に集中しよう。


機内食で胃の中が気持ち悪いし、二人でお水を買うことにした。
空港内のとあるお店で少し小さめのペットボトルを手に取った。
中にはレモンとミントが入っているおしゃれな水で、なんだかスッキリしそうで美味しそうだ。
ナチュラルローソンなんかで2〜300円で売ってそう。


値段の表記は100,00TLだった。
TLってなんだろう、、私はSIMが使えないしWi-Fiも設定していないので調べられないが、
まあ高くても500円くらいだろう。だって水だもの。


結局この水は日本円でいくらだったのか、レシートを見て驚愕。
なんと920円もしたのだ。。嘘だろう。。

イスタンブールにて購入した水のレシート

お姉さんが日本円でいくらか確認してみよ〜と言われて、二人で確認してびっくり。
え!?と顔を見合わせ、同じタイミングで大きな声が出た。


900円の水なんて飲んだことない。恐らく私の人生で一番高い水を買ったに違いない。
安心して一息つく予定だったのに、高価すぎてちびりちびり飲みながらの会話になった。

ちなみにTLとはトルコリラと言うらしく、トルコの通貨だそうだ。
2023/1/26時点で1TLは6.87円。
つまり7倍近くするのだ。
恐ろしい。。これも良い経験だ。


少し話して時間になったのでお互いそれぞれの搭乗ゲートへ向かうことにした。お姉さんとは特に連絡先の交換もしていないし、SNSを交換することもなかったが、今回の旅行がお姉さんに取って素敵な時間になるよう願っている。

そして乗り換えを一緒にしてくれて本当に感謝だ。ありがとう。


ひとり旅の醍醐味を早々に味わいながら、搭乗ゲートへ向かう。
そこでなぜか何回もパスポートを確認され搭乗まで時間がかかったことは、また次回書こうと思う。


NOZOMI

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