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living for today

【2019.10.30の記事です。amebloから移動しました】


インドネシア人は基本的にみんな楽観的。大らかで懐が深い。小難しいことをあんまり考えてないし、嫉妬とか憎しみとか、ネガティブな思考に時間を費やさない。
だから一緒にいてすごく気分がいい。

 一生懸命がんばったり、素直に笑ったり喜んだり、そういうことは楽しくて気持ちのいいことだと感じる瞬間ばかり。

 下記はそんなバリ島での最近のエピソード達。

①怪我してる時に鶏肉を食べると、怪我が治りにくくなると皆が信じてる。(すり傷ではなく、えぐれたり膿んだりの深いやつの場合)

だから怪我してるのに私がチキン食べたりすると、「こいつ本物のアホだな」みたいな顔される。でも本気で信じてるくせして、鶏肉食べたらダメな理由や根拠は誰1人と分かってない…。

「ピザは野菜」とか言うし、牛乳には砂糖入れて飲むしで、インドネシアいけてます。

②夜に口笛を吹くのは禁止。悪魔を呼び寄せちゃうらしい。口笛吹く度に「危ないから!」って本気で言われるけど、バリに住み始めて約半年。未だ悪魔には出会えておりません。

 ③3日前にお財布を、2日前にバイクの鍵を紛失しました。でもあまりにも貴重品なくしてて、そこまで萎えなくなってきた。慣れってすごい。
酔っ払ってるならまだしも、何でシラフの状態でこんなに色んな物をなくせるのか…。もはや才能だよね、何かに生かしたいものです。

④毎日午後出勤してる友達のバリ人。そこそこ大きな会社だし、午前は働かないのと聞くと、「まぁ…午前は家で休んでるから、働かないのがいつかと聞かれれば午後だよね」だってww

-------とことん「今」と「ここ」に焦点当てて、本当に楽しそうに、幸せそうに生きているみんな。

インドネシアのライフスタイルも、これからどんどん変わっていくんだろうけど…、バリの毎日と比べてみると、私たち日本人はなかなか忙しい生活&働き方をしているなぁと気付かされる。

目の前のあれこれが忙しいだけじゃなく、「老後の資金を貯金しなきゃ」「定年後も働けるようにスキルアップしておこう」「5年内には転職したいし資格とらなきゃ」と、いつだって先を先を考えた、「未来積立て型」な毎日を送っている。

「未来に備える」ことを善として、努力し、計画的な人生を礼賛しがちな日本。

でもそういう生き方は、もしかしたら大事な「今」をどこかで犠牲にしているのかもしれないなぁと思ったりもする。

ちなみに。
「今」をとにかく真直ぐ生きるインドネシア人だから、例えば、半年後の話を持ち出しても、「今そんな先のこと言われても分からない」と返されるのは定番、笑。

3年後の計画なんか立てようものなら、すごく不思議そうな顔をしながら「それより、今日みんなで楽しく過ごすことを考えようよ」と言われちゃう。

アリフ(パートナー)ですら、「明日は何する?」の話をしても(しかも真夜中の12時とかに)、本当に本当に真顔で「え?明日のことは明日起きてみてからじゃないと分からないよ」とか言ってくるww

インドネシア人のみんながみんなってわけじゃないけど、でも、そんなLiving for todayな暮らし方をするみんなが、本当に美しいなぁと思う。
 
その反面、未だにガックリくることも、ガー!ってなることも、びっくりしちゃうことも山のようにあるわけだけど…、まぁでも感情に蓋をしないで真直ぐ外向きでいられるのは健康的でいいことだよね。

みんなからたーくさんの幸せをもらうから、私もたくさんの人に幸せを分けたくなる、そんな毎日です。

So many smiles everyday. Indonesian genuine stoke on life is contagious!

"There is more to life than increasing its speed."
速度を上げるばかりが、人生ではない。
〜Mahatma Gandhi〜

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