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自転車に乗ってもらうってだけのことの話

1歳3ヶ月の次男が、自転車の前シートに乗せると必ず立ち上がる。
ベルトをする間も無く、すっくと立ち上がる。
そして何かを指差し、「おーーーおーーー」と話し始めるのだ。

早く帰るためにそれを制止して、危ないからねと声をかけて
ベルトをするために座らせて、「うーーーうーーー」と訴える声を聞き流して出発する、
ということもできる。
というか、長男長女の時そうやってきた歴史がある、私。


そうなんだけれども
最近はなんだろう、

待とう、と思うようになった。

そうすると、私も彼も、なんの蟠りもなく、自転車に乗ることができるのだ。



保育園のお迎えに行き、早く、一刻も早く、自宅に帰りたいと思うのは私だけではないだろう。

ちょいと無理矢理にチャイルドシートに座らせて、いやいやする中ベルトをかけたくもなる。

でもですね、
40歳妊婦から出産、しかも3人目の子、ともなると(?)

イヤイヤする中ベルトをすることさえも億劫。
頑張れない。

なので

彼がその気になるまで待つことにしたのです。

こんなふうに。


自転車の前シートに乗せました、彼は立ち上がりました

「おーーーおーーー」

「うん?  あー、お友達がいたね。バイバーイ。」

「うーーうーーー」

「そうだよー、おうち帰るんだよ。保育園にお迎えの大人がいっぱい来てるねー。」

「えっ  えっえっ」

「そうねー今日は暑いねー、帰ったらシャワーしようねー」

なんていうふうに会話してると


「うえっ うえっ」(ヘルメットを指さす)

「ヘルメットかぶってくれるの?わーーありがとうーーー」

ヘルメット被せてもらった彼は満足げに座る。
自分から座ってくれたのだ。

「あらー座ってくれてありがとう。ベルトできるねーー。おうちかえろうねーーー」

ほんの3分ほどのこと。
この3分を惜しんで、無理矢理座らせるリスクをとるのは、ちょっともったいないなと思った。
ああ、3人目にして思う、結構大事なこと。

1歳3ヶ月の彼と会話する。
ちゃんと言っていることをわかってくれることに感動する。
ヘルメットかぶること覚えていることに驚愕。

私もあなたもいつも自分でいたい。
尊重されたい。
大事にされたい。

ね、本当にそうだよね。


気づかせてくれて、いつもありがとう。
毎日をありがとう。

よろしければサポートよろしくお願いいたします❣ たくさん歌いたい、表現したいと思います。ありがとうございます💕