Q.保湿にはヒアルロン酸配合がいい?
こんにちは。
のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。
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前回、オススメのスキンケア商品についてお話をしました。
前回の記事はこちら🔽
たくさんの有効成分が入っているように表示されていますが、その役割は本当に微量で、効き目と言うほどの効力は持っていないものです。
そうは言っても成分は気になるもの。
「◯◯配合」
「◯◯配合化粧水」
そんなキャッチコピーでさまざまな化粧水が販売されているため、みなさまがスキンケア商品を選ぶ際のヒントになるお話をいくつか紹介していきたいと思います◎
本日はヒアルロン酸のお話です。
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美肌効果としてのヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、コラーゲンとともに美肌効果があるとして、最近ではさまざまな化粧品に配合されている成分です。
もともと私たちのからだにある成分ですが、加齢とともに減っていくという事実が明らかになって以来、「補わなくてはいけないもの・・・」として、肌に直接塗るスキンケア商品はもちろん、食品としても数多く販売されています。
ヒアルロン酸の役割
そもそもヒアルロン酸とは、皮膚や関節液など体内に広く分布しており、高い保水性が高く、水分を保持して粘りけがああるため、細胞同士をつなぐ潤滑油やクッションのような役割を果たしています。
ヒアルロン酸はその機能から密度が濃いゲルを形成することができます。
そのためヒアルロン酸を肌の表面に塗ると、そこに水分が保たれ、一見ふっくらと潤いが戻ったように見えるのは事実です。
落とし穴
ただ残念なのは、この現象は肌に起こっているのではなく、塗ったヒアルロン酸に起こっているということ。
ヒアルロン酸自体は保水して膜を作りますが、肌に水分を与えることはありません。
そして、この膜が皮膚の水分蒸発を防ぐため肌の保湿状態が保たれるとされています。
少し想像してみてください。
保水膜が常に角質に触れているということは、常に体が濡れているのと同じ状態です。
からだが濡れ続けているのは生理的には不自然な状態です。
そのため、角質層の構造は崩れ、皮膚から保湿因子が流失し、自分の力で保湿ができなくなってしまいます。
つまり、塗った直後は調子が良いが、やめると肌が乾燥するため、つねに塗り続けなくてはならない・・・という悪循環を招くのです。。。
出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』
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はりきゅう師 栢森結希