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Q.化粧品を選ぶ際、界面活性剤は避けた方がいい?

こんにちは。

のぞみはりきゅう院、はりきゅう師の栢森結希(かやもりゆうき)です。



ナチュラルなものや環境に配慮したものを意識する方が増えている中で、界面活性剤はからだにも環境にもよくないので避けたほうがよいという認識があるようです。

そのため、最近は「界面活性剤不使用」をうたう化粧品やシャンプーも見かけるようになりました。


それでは本当に界面活性剤は怖いものなのでしょうか?


今日はそんなお話です◎


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界面活性剤とは


そもそも界面活性剤とはなんでしょうか?

界面活性剤とはその名の通り、"界面を活性化させる性質のある成分"です。

簡単に言うと、"水と油を混ざり合うようにする成分"です。

水と油は本来混ざらないので、双方をコップに入れると分離して水と油の層ができます。

そこに界面活性剤を加えると、水と油の境界線である「界面」が活性化され、混ざり合うようになります。


自然界にも存在する成分


みなさんに知っていただきたいのは、界面活性剤は自然界にも存在する成分だということです。

そして、界面活性剤なくしては、わたしたちのライフスタイルが回らない蔵、ごく身近なところでたくさん使われています。


例えば、衣類や食器などの汚れを落としてくれるのも界面活性剤です。

洗剤だけではなく、さまざまな日用品や食品にも使われています。

また、化粧品は基本的には水と油を混ざり合わせたものですから、当然、界面活性剤が使われています。

美容液やクリームなどのあのトロッとした質感は、界面活性剤の作用によるものです。


界面活性剤の種類


界面活性剤にはさまざまな種類がありますが、まず「天然界面活性剤」と「合成界面活性剤」に分けられます。

この「合成」と名がつくことで悪者あつかいされがちですが、いま日常で使われている界面活性剤のほとんどは、化学合成して作られた「合成界面活性剤」です。

石鹸も、合成界面活性剤にあたります。


適切に使えば問題ない


例えば、食器用洗剤で手荒れが起きたなどの経験から悪いイメージを持つ方も多いようです。

ただ、現在は「洗剤」「シャンプー」「化粧品」など、それぞれの用途によって合成界面活性剤の種類も使い分けがされているので、心配する必要はありません。


スキンケア製品に使われている界面活性剤のほとんどは、非常に低刺激で毒性もなく、アイスクリームや乳飲料の食品添加物として使われているものです。

もちろん、合う合わないはあると思いますし、使いすぎはよくありませんが、適切に使う分には問題ありません。

出典:落合博子『美容常識の9割はウソ』


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はりきゅう師 栢森結希

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