西洋美術史まとめサイトマップ
こんにちは、Bouです。
みなさんは絵を見るときに、何を考えますか?
「なんだかよくわかんないけど、綺麗だな〜」とか「なんでこの絵に、こんな高い値段がつけられているんだろう?」などなど賛否両論あると思います。
いまだに自分自身、理解が及ばない作品はたくさんありますし、個人の価値観ですからそれはそれでいいと思います。
世間で評価されているからといって、いいなと思ってもないのにその作品を褒めたりするのは何か違うと思うので。
ですが、時代背景や流れを知ることで、作品を見るときの視野を広げることができます。
また、その時代を生きた画家の、絵に対する感情が伝わってきて、表面的ではない部分でその絵を好きになれることもあります。
私自身、美大を卒業して、「絵を描きたい!」という意思だけで絵を描くようになってから、美術史の面白さに改めて気づきました。
なので、また改めて一から勉強するためにもまとめていきたいと思います。
このページから、さまざまな時代に飛べるようにしていきます。
■原始美術(紀元前約30000〜2500年頃)
ヨーロッパ
【主な作品】
ヴィレンドルフのヴィーナス(オーストリア)
ストーンヘンジ(イギリス)
ラスコー洞窟の壁画(フランス)
■古代エジプト美術(紀元前3000年頃〜紀元前30年頃)
エジプト・ナイル川流域を中心
【主な作品】
イムホテプ像
ジョゼル王のピラミッド
ギザの大ピラミッド
ネフェルティティの胸像
■メソポタミア美術(紀元前3500年頃〜紀元前500年頃)
現在のイラク周辺で、チグリス川とユーフラテス川を中心
【主な作品】
ウルのスタンダード
イシュタル門
ハンムラビ法典の石碑
■エーゲ海美術(紀元前2000年~)
エーゲ海一帯の島々とギリシア本土
【主な作品】
アッティカ中期企画様式アンフォラ
■古代ギリシャ美術(紀元前1000年~)
ギリシャ本土
【主な作品】
ペイディアス『アテナ・レムニア』
ポリクレイトス『ドリュポーロス(槍を持つ人)』
プラクシテレス『クニドスのアプロデェーテー』
ミュロン『円盤投げ』
■エトルリア美術(紀元前600年~)
イタリア半島のトスカーナ地方
【主な作品】
ヴェイオのアポロ像
ブルータス像
■古代ローマ美術(紀元前500年~)
ローマ
【主な作品】
コロッセウム
トラヤヌス記念柱(オベリスク)
ポムペイ遺跡の壁画ディオニュソスの秘儀
プリマポルタのアウグストゥ立像
■初期キリスト教美術(2世紀頃~5世紀後半)
イタリアローマ
【主な作品】
受胎告知
マギの礼拝
幼児虐待
サンタ・サビーナ聖堂
ガッラ・プラチディア廟堂
■初期中世美術(2世紀~10世紀)
フランク王国(現在のフランス)と東フランク王国(現在のドイツ)、アイルランド周辺
【主な作品】
ケルズの書
キリストの礼拝
貴婦人と一角獣
■ビサンチン美術(5世紀後半~15世紀)
東ローマ、コンスタンティノス
【主な作品】
アンドレイ・ルブリュフ(イコン画家)
聖母子のイコン
イイ・スス・ハリストスのイコン
至聖三者
■ロマネスク美術(10世紀後半~12世紀)
主にスペイン、フランス、イタリアのヨーロッパ各地
【主な作品】
聖女フォアの遺物像
最後の審判、サント・マドレーヌ教会
サン・セルナン教会
栄光のキリスト
■ゴシック美術(10世紀~15世紀)
フランス、イタリアのフィレンツェ、シエナ
【主な作品】
ピュセル『シャンヌ、デブルーの時祷書』
ジョット『キリスト伝、キリストの死への哀悼』
ピサネロ『エステ家の公女』
チマブーエ『聖母と天使たち』
■初期ルネサンス美術(15世紀~16世紀初頭)
フィレンツェ
【主な作品】
ブルネレスキ『サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂』
マザッチョ『三位一体』
ドナテッロ『ダヴィデ』
ポッティチェリ『ミロのヴィーナス』
■盛期ルネサンス美術(15世紀末から16世紀初頭)
ローマ、ヴェネツィア
【主な作品】
レオナルド・ダヴィンチ『最後の晩餐』
ミケランジェロ・ブオナローティ『最後の審判』
ティツィアーノ・ヴェチェリオ『エウロペの涼奪』
ジョルジョーネ『田園の奏楽』
ラファエロ・サンティ『アテナイの学堂』
■マニエリズム(16世紀~17世紀)
ローマ
【主な作品】
アーニョロ・ブロンズィーノ『愛のアレゴリー』
パルミジャーノ『長い首の聖母』
エル・グレコ『無原罪の御宿り』
■バロック(16世紀末から18世紀初頭)
イタリア、スペイン、フランス、ネーデルラント(現在のオランダ)
【主な作品】
アンニ・バレー・カラッチ『バッカスとアリアドネの凱旋』
ペーテル・パウル・ルーベンス『キリスト降下』
ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス』
ヨハネス・フェルメール『牛乳を注ぐ女』
レンブラント・ファンレイン『夜警』
ニコラ・プッサン『アルカディアの牧人』
ミケランジェロ・カラヴァッジョ『聖マタイの召命』
■ロココ美術(18世紀)
フランス
【主な作品】
アントワーヌ・ヴァトー『シテール島の巡礼』
フランソワ・ブーシェ『ソファーに横たわる裸婦』
ジャン・オノレ・フラゴナール『ブランコ』
■新古典主義(18世紀~19世紀)
フランス
【主な作品】
ジャク・ルイ・ダヴィッド『ホルティウス兄弟の誓い』
ジャン・アントワーヌ・ウードン『ヴォルテール座像』
ドミニク・アングル『グランド・オダリスク』
■ロマン主義(18世紀~19世紀)
フランス、スペイン、ドイツ、イギリス
【主な作品】
フランシスコ・デ・ゴヤ『黒い絵―我が子を食らうサトゥルヌス―』
フリード・リヒ『氷の海』
ジョン・コンスタブル『干し草車』
ウィリアム・ターナー『雨、蒸気、速さ、グレート・ウェスタン鉄道』
ウジェーヌ・ドラクロア『民衆を導く自由の女神』
テオドール・ジェリコー『メドゥース号の筏』
■リアリズム(19世紀)
フランス
【主な作品】
ギュスターブ・クールベ『オルナンの埋葬』『画家のアトリエ』
ジャン・バティスト=カミーユ・コロー『モルトフォンテーヌの思い出』
オノレ・ドーミエ『洗濯女』
ジャン=フランソワ・ミレー『落穂拾い』
■印象派(19世紀)
フランス
【主な作品】
ピエール・オーギュスト・ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』
イレール=ジュルマン=エドガードガ『エトワール』
エドゥワール・マネ『草上の昼食』
ジャコブ=カミーユ・ピサロ『赤い屋根、冬の効果』
クロード・モネ『印象―日の出―』
■ポスト印象派(19世紀末)
フランス
【主な作品】
ポール・セザンヌ『サント・ヴィクトワール山』
ポール・ゴーギャン『説教の後の幻想―天使とヤコブの戦い―』
フィンセント・ファン・ゴッホ『アルルの夜のカフェ』
■フォーヴィズム(20世紀初頭)
フランス
【主な作品】
モーリス・ド・ヴラマンク『赤い樹のある風景』
ジョルジュ・ルオ―『キリストの顔』
アンリ・マティス『ダンス』
■表現主義(20世紀初頭)
ドイツのドレスデン、ミュウヘン
【主な作品】
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー『街の5人の女』
ワシリー・カンディンスキー『コンポジションⅦ』
パウル・クレー『セネキオ』
■キュビズム(20世紀前半(1907年〜)
フランス
【主な作品】
ジョルジュ・ブラック『クラブのAのあるコンポジション』
パブロ・ピカソ『アヴィニョンの娘達』
■シュルレアリズム(1920年前後〜第二次世界大戦前頃まで)
フランス
【主な作品】
マックス・エルンスト『石化した森』
ジュアン・ミロ『ゴシック聖堂でオルガン演奏を聴いている踊り子』
サルバドール・ダリ『記憶の固執』
■抽象表現主義(戦後、1940年代~1950年代)
アメリカのニューヨーク、フランスのパリ
【主な作品】
マーク・ロスコ『シーグラム壁画シリーズ』
フランク・ステラ『ヒラクラⅢ』「分度器」シリーズ
ジャクソン・ポロック『緑、黒、黄褐色のコンポジション』
■ポップアート(1950年代後半から1960年代にかけて隆盛)
アメリカ
【主な作品】
ロイ・リキテンスタイン『ヘア・リボンの少女』
アンディ・ウォホール『マリリン』
■ミニマリズム(1960年代〜)
アメリカ
【主な作品】
カール・アンドレ『マグネシウム』
リチャード・セラ「ティルティッド・アーク」
ドナルド・ジャッド「スペシフィック・アート」
■コンセプチュアルアート(1960年代〜1970年代)
アメリカ
【主な作品】
ジョゼフ・コスース『一つと三つの椅子』
ピエロ・マンゾーニ『アクローム』
マルセル・デュシャン『泉』
■コンテンポラリーアート(20世紀後半〜現在)
アメリカ、ヨーロッパ各地
【主な作品】
キース・へリング『アンディマウス』
草間彌生『南瓜』
イブ・クライン『モノクローム絵画』
なんというか、たくさんありますね…
とりあえず、時代を書き出してみました。
まだ抜けている部分もありますので、いろんな文献を読んでみて加筆していきます。
1年くらいかけて埋めていく予定です。
また、作家ごとの描画技法の特徴なども実践していきながら研究してみようと思っています。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。