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今日の読書: 「自分をいかして生きる」西村佳哲 自分の望みの在り処を示すもの

悩みは、「こうありたい自分」と「そうでない現実」のギャップから生まれる。意識化されていない場合も含み、「こうありたい」というイメージがなにかしらない限り、悩みは生じようがない。私達はつい思い通りゆかないことに注目して、情けなくなったり、滅入ったり、ヘコんだりするわけだが、まるで望ましくない自分のありさまにも価値はあって、それは自分の望みの在処を示してくれることだと思う。

「自分をいかして生きる」西村佳哲


望ましくないありさまにも価値がある。
そう思うと日々生まれてくる悩みも尊いものだと思える。
悩んでいる最中は「ありたい自分」と「そうでない現実」のギャップの苦しみで頭が一杯だが、冷静に悩みを分析し始めると、自分の望みは何か、それは何故かを紐解いていくことが出来る。
紐解いていくことで、埋めるべきギャップではなかったことに気づいて悩みが解消されたり、ギャップが生まれた原因に対する具体的なアクションを考えることができることで、自分を知る機会を与えてくれる時間にもなる。

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