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今日の読書: 「奴隷なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」ルトガー・ブレグマン 小さな希望と想像がもたらす効用


ユートピアがなければ、わたしたちは進むべき道を見失う。今の時代が悪いと言っているのではない。むしろその逆だ。けれども、より良い暮らしへの希望が持てない世界は、あまりに寂しい。かつて、イギリスの哲学者バートランド・ラッセルは書いた。「人間が幸せでいるためには、あれやこれやの楽しみばかりでなく、希望や冒険心や変化が必要だ」と。彼は別の場所でこう続けた。「求めるべきは、完成したユートピアではなく、想像と希望が生きて動いている世界である」 

「奴隷なき道 AIとの競争に勝つベーシックインカムと一日三時間労働」ルトガー・ブレグマン 

楽しく過ごせることが幸せなように思うが、決して楽しさだけでは生きた心地がしない。
「こうなっていきたい」「このように挑戦してみたい」など自発的な行動へ向かう希望を持ち動き続けている状態こそに幸福感を感じるものである。
1日のうち小さな希望でも見つけて、想像し、そこへ向けて動き続けたいものである。


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