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今日の読書: 「悪人正機」吉本隆明 聞き手・糸井重里 意外性のある自分だけの領域を知る

タモリは自分の領域ってのをよく分かってる人ですね。もう少し自分は高級なことができるぜってとこがあるんだろうけれど、それを出さないでっていうか、『タモリ倶楽部』みたいな限定されたところで、あれ?意外だなって感じを出すに止めていますね。でも、そっちの「俺はできるんだぜ」の芸だけ見せてたら、やっぱりダメなんですね。そんなのたくさんいるぜってことになっちゃうんですけど、タモリはその領域を強固に守っているんですよ。

「悪人正機」吉本隆明 聞き手・糸井重里


自分の領域を知る。簡単なようで難しい。
人に見られることを意識するとよく見せようとしてしまう。できること以上の見せ方をして、高級な印象を出したくなってしまう。
そうではなく、意外性がある自分だけの領域を見つけることが大切なのかもしれない。
自分の領域を知るには、やはり他者の存在が欠かせない。他者の反応を見たり、また自分の内側を振り返ってみたり、「ウチ・ソト」の行き来を繰り返すことで、自分の領域を知っていくことができるのだろう。

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