見出し画像

EWI 5000。の話

EWI 5000が家に来てもうすぐ1年。

と言っても、あまり馴染みがない楽器だと思いますので少しだけ紹介しますね。

クラリネットみたいな見た目ですが、中身はというと

「高性能のシンセサイザー」

です。正確には

「ウィンドシンセサイザー」

というカテゴリに入ります。

シンセサイザーといえばピアノのように鍵盤があるものは目にすると思いますが、ウィンドシンセは

「息を吹いてシンセを鳴らす」

楽器ですが、各メーカーから出されている機種が少なく、需要があまり無いのも見かけない一因かと。

さて、この楽器の最大の魅力は、手軽に音楽を奏でられる、換言すれば

「鼻歌感覚で吹いて楽しめる」

これです!

もちろん、高度なテクニックを駆使して表現の幅を広げることもできます。(私はまだ出来ませんが)

運指も小学校で手にしたリコーダーと基本は同じです。なので、届いたその日からとりあえず音は出せます。

この楽器、100通りの音色がプリセットされているので最初は簡単な曲を音色を変えながら吹いて遊んでおりました。

そして、調号(#や♭)がついた曲に挑戦したのですが、運指が‥

そこで、音楽を基本から学んでみようと思い立ち、音楽理論書‥といっても超初心者向けのマンガで優しく教えてくれるもので、そもそも音とは何か、倍音とは、音程とは等を少しずつ理解し、ついにスケール(音階)についての学びに‥

ここで私の楽器のある生活に大きな変化が!

調号が一定のルールに従ってついている事、それを図解したサークル・オブ・フィフス(五度圏)に出会い、私の譜読みのスピードは格段に速くなりました。

それに加え、音名じゃなく階名で譜読みすれば、あとは電子楽器の強み

「トランスポーズ(移調)」

機能で運指もチョー楽!

学生の頃、バンド(パートはキーボード)を組んでいたのですが、当時はスケールのことも知らず、スコアについてる調号に四苦八苦しながら、ただひたすらスコア通りに弾くことしか出来ませんでした。

あぁ、あの頃この理論を知っていたら‥

音楽をやってる方にしてみれば基本中の基本、呼吸をするようなことだと思いますが、これが理解できた今は、スコアを見るのが楽しいです。

どこかで披露するつもりはありませんが、レパートリーも増え楽器のある生活がさらに彩りあるものになりました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?