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透明な「自分」への考察
自分が透明な存在で誰にも見てもらえなく、誰も言葉を理解しない、
誰からも見えていない、
そんな辛さを事件を起こすことで、逃れようとした人がいたように思う
大事にされなかった子供の自分
相手にされなかった子供の自分
透明の赤ん坊だった
だからどんな努力をして認められようと頑張っても、己の透明感は自分の中から去っていかなかった
頭が狂いそうになった
愛情深い人に出逢う幸運も無く、
評価して貰える仕事も見つからなかった…全ては絶望に通じる道しか残っていないなんて、誰も正気ではいられない
仏陀が悟りを解くのは赤ん坊にはむずかしい
自我は思い込みで、本当は実存していないと悟る道が敷かれていることを
知る機会があれば慰められるだろうか
透明な赤子よ
愛されなかった悔しさを怒りを
天に絶叫してやろうではないか
泣いていいのは他にどんな状況がある?
そして赤子なのに悟りを得ていた君は、本当は祝福されて生まれて来たことに気づけたら、
そのまま透明な存在で生きてみたら
何が起こるか、その目で確かめようではないか
誰も覗いたことのない未来の結末を
がっかりするのか、しょげるのか、笑うのか、静かに微笑むのか
私は知らない
君も知らない
一文無しになってたらオニギリを半分あげる
死にかけてたら手を握ってあげる
透明じゃない人達が見つけてくれるかは分からないけど
透明じゃ無いと信じて生きているだけで、彼らもいつかは透明になるから
その時そばで励ましてあげれるのは
君しかいないのだ
愛が注がれなくて凍りついた心は
激しく君を苦しめたけれども
透明じゃない人達には、なぜ君がそこまで怒り狂ってるのか伝わらないかもしれないけど
重い使命を持って生まれてきたことを
信じて欲しい
頼りなく思える自分の心がそれ以上自他を傷つけなくて済むように
透明で温かなダークマターで包んであげるから
その時は私のオーラの色は金色ですと
人には答えるんだよ。
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