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学びたいことが、たくさんあったっていい-マルチポテンシャルライトとしての生き方-

「そんなにさ、色んなことを勉強して何になりたいの?」

以前友人からふと投げかけられた言葉に、衝撃を受けた。

言われてみれば、今まで知識をつけようとひたすらに必要だと思うものを取り入れ続けていたが、偶に自分が浮いている様な感覚を覚えることがあった。

当時は、それがなんだか、酷くショックだった。

苦しい中でも自分で望む道を何が何でも掴み取ろうとしてきた私にとって、学ばぬことなどあり得なかった。

色々な知識を吸収したって、し足りない。満足などきっとないのだ。

ただ勉強と言っても、大学受験の様にただ暗記をしていくのではない。実を言えば、そう言った類いの勉強は苦手だった。

文献を読み漁り、まとめ、考えて、結論を頭から引っ張り出す。そんなことを繰り返していくうちに、学びの楽しさを得ていったように思う。

どれだけ学習を続けても、まだ足りない気がして、とても苦しかった。

色々なことができてやっと、「私はこういう人です」と言える。それができなければ、スタートラインにすら立てない気がして、わたしには酷くそれが辛かった。

そんなことを考えていた、学生時代。
それから数年経った頃、マルチポテンシャルライトという言葉を知った。

マルチポテンシャルライトとは、一つのことに専念せず、次々に興味を持つものが移る人のことだと言う。


今まで一つのことに集中し切れずに、手を広げすぎることをデメリットと感じていた。

しかしこの言葉を知った後では、そんなことはなく、むしろ活かせることが多いのではないのかと感じるようになった。

マルチポテンシャルライトの良いところは、様々な知識を合わせて、新たな価値を生み出せることだとの記述があった。

私も得た知識を活かし、新しいものを生み出せていけたらと、思う。


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