冒険の始まりは「ちょっとした」ことから
昨日紹介した、冒険の書のオンライン読書会
フットワーク軽すぎる人たちを紹介しましたが、実はこの物語の起点になる出来事からして面白いので、誘われた一人としてちょっとご紹介。
主な登場人物
たいそん:追手門学院中・高等学校の探究Driver
ふじぽん:土佐塾中学・高等学校の総合学習主任
のざたん:ふじぽんの同僚かつ会いに行けるセンセイ
ふじぽんとのざたん(ボク)は同僚であり、職員室が斜め向かいの関係。そして、追手門学院中・高等学校探究科のオウンドメディアO-DRIVEにも取り上げてもらっており、たいそんと元々交流があります。そんな3人の出会いがあったのは、2021年のこと。
それに加えて、たいそんはボクの「会いに行けるセンセイ」の活動に大阪から来てくれた方でもあります。お互いに存在は知っていたのですが、偶然高知ではじめましてが出来た関係性。
そんな感じで、学校の枠を越えて、交流があった仲であることを前提にお話を読んでいただければ幸いです。そんな小さな出会いから、冒険が始まっていたのかもしれません。
なんだか目に入ってきたSNSの投稿
2023年2月21日夜
Facebookを開いて眺めていたら、たいそんの記事が目に入る
「泰造さんの本か、面白そうだな」とふと思ったことは覚えている。が、その日は隔週で実施しているオンラインイベント(みんなのまなぶば)やら、翌日に控えていた高知大学の『社会起業論』の講座の準備、さらには翌々日からの出張の準備で頭がいっぱいであったため、「たいそんが本に感謝をしているなぁ」ぐらいの認識であった。
翌日の同僚の机の上
2023年2月22日午前中
世の中はニャンニャンニャンの猫の日。いや、そんなこと学校では関係なく、いつもどおりの水曜日。勤務校の中学受験が終えて少し落ち着きを取り戻し始めた水曜日。この日は朝からミーティングが2件。同僚のふじぽんも同様のスケジュール。
2023年2月22日3時間目
ミーティングを終え、ふじぽんは授業へ。ボクは唯一の空き時間。放課後には依頼されている『社会起業論』の講座があるので、資料の最終確認。職員室の自席で、だいぶ没頭して作業をしていたと思う。
そんな中、斜め向かいのふじぽんの席に人影を感じたのです。校長(なお、本校の校長は40代で若いです)が何かふじぽんの席のところで立っているではありませんか!
しかし、ふじぽんは授業で不在。何かコソコソっとしていたのはわかったのですが、そのまま立ち去って行きましたし、ボクは資料確認に没頭中だったのです。
2023年2月22日3時間目終了時
授業から戻ってきたふじぽん。すると彼から「なにこれ?」という一言。斜め向かいに座るボクが「なになに?」と彼の机をのぞきこむと、そこには…
そう、本の帯が置かれていたのです。
帯だけが。
「なにこれ?」ですよ。斜め向かいのボクも「なにこれ?」です。そして、「置いたの誰?」です。難事件です。が、蘇る十数分前のボクの記憶。
そういえば、誰かが、机のところに立っていたような…
の:「あ、校長センセイが、そういえば机のところで立ってたよ」
ふ:「そういえば、最近、帯だけ置いていったりしてるなぁ」
の:「って、それ何の本よ?」
ふ:「うーん、”孫泰蔵”って帯には書いてある」
の:「あー、なんかその本、誰かがSNSで上げてたような…」
(スマホをポチポチ…)
の:「たいそんがシェアしてた本だ。冒険の書」
ふ:「これ、勧められてるってことなのかな…」
こんな感じの会話をして、本のタイトルと帯の置き主の推理ゲームを楽しんでいました。(おちゃめな職場の様子が伝われば幸いです)
2023年2月22日夜
ボクは、社会起業論の講座が終わり、夜のオンラインイベントに参加し、そのイベントで盛り上がった空気感を味わいながら、書類を作成するためにPCの前でポチポチしてました。
ふと、Facebookをのぞいてみると、たいそんの投稿に、コメントがついていた。
先程撮影したスクリーンショットのため、時間が隠されているが、19時30分〜20時30分ぐらいの約1時間でのやりとりで読書会をやるノリになっていることに気づくわけです。
そう、そしてこの「ポチッ」の前にあったのは「机の上の帯」じゃないか!と、出張準備しながら一人ツッコミをしていたのでした。。。
ストーリーは突然に
2023年2月26日夜
23日〜25日と多くの視察先へ伺うことができ、合間の時間にやろうと企んでいた仕事を処理するために26日の朝からワークスペースでコツコツお仕事。まとまって仕事ができたので、夜の便に乗るために羽田へ移動。飛行機を乗る前に眺める景色。
あぁ、日も長くなってきたなぁとフライトを待つ間、1通のメッセージが届いたのです。
「なに?この行動の速さ」と純粋に思いました。そして、スマホをさわり「やりますかね」と返し、そのままAmazonでポチるわけです。
そして気づくのです。読書会の日は3月2日だということに。深く考えてはいませんでしたが、4日後だったのです。
その後、読書会当日になるまで読書の時間が取れず、いそいそと読んでみたらワクワクするわけです。そしてボクも冒険に出る…というか、もう、冒険してたじゃないか!ということに気づいたのでした。
キーワードは「ちょっとしたことから」
ここまでが、昨日から始まったオンライン読書会の ROMANCE DAWN をボクから見た景色です。
まとめてみると
たいそんがFacebookでシェアをした
ボクはそれをうっすら認識した
校長がふじぽんの机に帯を置いた
ボクはその様子をうっすら認識した
ふじぽんが帯に興味を示し、即日でポチった
たいそんとふじぽんが企画した
そこにボクは心地よく飛び込んだ
ぐらいなんですよね。ちょっとしたことの重なりで、ワクワクする人たちが集まって、小さな物語を始めたんです。
その小さな動きの積み重ねが、YouTubeライブに著者ご本人登場にまでにたどり着くんだなと。それを間近で感じることができたのと、ワクワクに巻き込まれることで、何かが起きたのかなと感じています。
結果として
物語は動き始め、どうやら目指せ50回読書会になりそうな雰囲気です。
そして
冒険の書のオンライン読書会はご本人公認のイベントにまでなるわけです。
きっかけは少しの行動。その行動が社会を少し動かして、うねりとなって物語がはじまります。
第2回目は3月9日。ライブ視聴でも、アーカイブ視聴でもお楽しみください。
いただいたサポートは、誰でも教員と会って話せる『会いに行けるセンセイ』の活動に利用させていただきます。