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ヴェネツィアでの自炊と、その中で出会った中華料理

イタリアでは8月からワクチンを接種していないと、レストランに入店できなくなるそうな。(オープンテラスのお店とかだと問題ないみたいですが…)
周りでも接種が完了していない人が多いので、混乱が起こりそうです。

今回はヴェネツィアでの食事について書こうと思います。

私はどちらかというと、洋食より日本食や中華のほうが好きです。

留学中や移住直後はもっぱらパスタやピザばかり食べていたのですが、慣れと年のせいか、白ご飯と何かで食べたくなります。

自炊は基本白ご飯と味噌汁と日本食もどきのおかずで、イタリアのお米を日本風に鍋で炊いてます。(イタリア人はお米を調理するとき、パスタのように茹でます。)イタリアのスーパーには、お米の種類がリゾット用、サラダ用、スープ用など用途によって分かれています。お寿司用のお米やタイ米も売ってますが、私はイタリア米の「originale」か「ribe」を買っています。日本風に炊けば結構日本のお米の食感に近くなると個人的に思っています。

外食するときも、ついついアジアの味を求めてしまいます。イタリアで過ごす年月が長くなるとともに、おしゃれなイタリアンへの興味が薄れていっていると実感します…。

ヴェネツィアにはミラノ・ローマ・フィレンツェなどと比べると食の選択肢が非常に少ないです。日本食はもちろん、韓国料理やタイ料理、ベトナム料理なども1店舗あるかないかです。

数年前、ヴェネツィアで出会った日本人観光客の方に、おうどんが食べれるところがないかと聞かれて、私も食べたい…となったことを未だに覚えています。

そんな厳しい環境の中で私が重宝しているのが中華料理屋さん。特にメストレの駅近くにある中華料理屋さんはおいしいところが多いです。中国人の知り合いに連れて行ってもらって、いろんな味を開拓しております。ヴェネツィア島内にも中華料理屋はあるのですが、メストレのほうが味が本格的な気がします。

中華料理への愛着が湧いていく中ふと出会ったのが、螺蛳粉。ルオスーフェンと読むみたいです。花澤香菜さんのビデオを見て知りました。タニシのだしから作ったスープにつるつるした麺が入っていて、すっぱ辛くて少し匂いがきついとな。絶対好きな味だと思い周りの中国人の方に食べたいと言っていたら、1つプレゼントしてくれました。作る際には匂いが残るから換気に気をつけろと釘を刺されました…。

実際に作ってみましたが、匂いは思ったほどきつくありませんでした。私が作った螺蛳粉に付属していたタケノコが酸っぱく発酵したような香りがしたのですが、個人的にはバルサミコ酢のほうが匂うと思います。味は酸っぱいのに結構な辛さがあって、今まで食べたことない味でした。だんだん癖になります。妊娠初期のつわりがあったときに、食欲が無かったのですが、これはがつがつ食べられた記憶があります。

中華料理屋さんで食べた料理を書こうと思ってたのが、自分の家で作ったものになってしまいました。それぐらい螺蛳粉との出会いは衝撃的でした。また今度違う料理のことも書こうと思います。ヴェネツィア料理のことも書こう…。

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