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のざわちかこ/古典を未来に
2024年9月21日 08:25
ディベートを楽しむ女房たち「光る君へ」第35回、中宮彰子さまの前で、女房たちが『源氏物語』の源氏の君と若紫について、あれこれ論じ合っていました。平安時代も、現代の読書会のようなことをおこなっていて、その雰囲気が伝わってきます。『枕草子』79段には、『宇津保物語』に登場する、仲忠と涼の優劣を、中宮定子の前で女房たちが議論したと記されています。仲忠が、子どものころに母と木の洞(うつほ)で暮らし
2024年9月14日 21:18
大河ドラマ「光る君へ」は期待を上回る、おもしろさ。系図をみたら「光る君へ」の俳優の顔が浮かんでくるようになりました。平安時代が身近に感じられて、楽しい!さて、第34回を見ていると、まひろ(紫式部)の弟、惟規が「神の斎垣を越えるかも、俺」なんて言ってましたね。え、歌学書の、あのエピソードやるの?それじゃあ、去年(2023年)の6月に、惟規が蔵人になるところまで書いた、その続きを書きますっ